いろいろな学校の先生方が参加する交流会があります。
その会で、原発の話が出ているそうです。
現在、先生が個人として 「脱原発の方が良い」 と、発言されることがあります。
そして 「原発について生徒たちに是非を考えてほしい」 とも、考えられているそうです。
多くの先生(これは細かく伺っていないので6:4なのか8:2なのかは分かりませんが)は脱原発と考えられているとのこと。
それでも、生徒たちには 「脱原発を」 と、伝えられないそうです。
それは、現実問題として、原発のいじめが発生しているから。
東京電力さんに勤められている方、その下請け、孫請けの会社に勤められている方のお子さんが、攻撃対象にされている。
脱原発活動を行っている大人たちは、誰が悪いのか分かって活動していると、私は考えています。
世の中いろいろな会社がありますが、東電さんは業務命令に逆らえない組織でしょうし、孫請けは下請けの、下請けは東電さんの意思に反対できないでしょう。
ですから、原発問題で悪いのは許可をしている歴代の政府であり、設計・維持管理の決定権を持っている東電さんの歴代上層部。この方々。
東電さんの一般社員も下請けなどは従うしかないのだから被害者。
そして、悪いのは政府や上層部までであり、もちろんその子供は何も悪くない。
いじめる人間は、いじめる切っ掛けがあればそれで良い。
今は、脱原発がその切っ掛けになっている。
まず学生さんに言いたい。
原発について責任の欠片もない子供は何も悪くない。
そうしたいじめがあるなら、複数の友人と一緒に、そのいじめを批判して止めてほしい。
それから、「お前の親は」と、親の批判を子供にするのも間違っている。
決定権を持たない社員は何も悪くない。
そして、親が上層部であっても、子供にとっては大切な、大好きな親だ。
自分の親が人から責められたらどう感じるか、それを感じてほしい。
親は個人だ。
「○○君の親は」ではなく、
東京電力さんに伺って、直接、責任者に会って、本人に苦情を伝えてください。
話はそれますが、オペレーターや受付など、派遣社員の方も多いです。
私たちから見たらすべて 「東京電力関係者」 と見えますが、そうではありません。
その方々に延々と苦情を伝えるのも、また、間違っているように感じます。
アクションを起こす上で、反対活動を行う上で、その前に批判対象が間違っていないか、批判することで本来何の責任もない人が嫌な思いをしないか、考える必要があるのではないでしょうか。
そして、脱原発アクションに参加されている方、主宰されている方。
私自身知ったばかりですが、気づかない所で、”いじめ”があることを知ってください。
私たちのコールやプラカードには、東電さんや政府を批判する内容があります。
それをアピールしています。
「全員が悪だ。すべてが悪だ」と、曲解する子供が出ています。
「脱原発」と共に、東電さん社員であっても悪くない人がいること、子供たちには何の罪もないこと、いじめるのは間違いだし、いじめることは悪であると、「脱原発」のメッセージと共に伝えてください。
脱原発の声が広まるほど、いじめられている。
私たちの活動は無関係ではありません。
脱原発アクションで、嫌な思いをする子供を出したくはありません。
いじめだけではありません。
親が電力会社の関係者というだけで、辛い思いをしている子供もいるそうです。
私たちがその子達を間接的に攻撃していると感じませんか?
ぜひ、一般社員は悪くないこと、下請け孫請けも悪くないこと、親が関係者でも子供には胸を張ってと、何も悪くないんだよと、それもアピールしてください。
集会やデモで、ネットで、口コミで、脱原発と同時にアピールしてください。
何も悪くない人が、みんなで一緒に笑い合えるように。
よろしくお願いします。