今、この本を読んでいます。
そもそも、放射線を浴びれば発がん率が上がるわけで、浴びれば浴びるほどガンになりやすくなります。
国が定めた「安全基準」は、安全ではなく「妥協基準」です。
「ガンなど病気にならないとは言わないけど、なりやすいとは言えない」という。
自然界にも微量の放射線がありますが、これに関しては仕方ないよねとしています。
体には悪いけど、避けようがないものねと。
致し方なし。
私たちが調整できるのは、人工的に発生させる放射線。
こちらは近づかなければいいのだから。
福島原発は向こうから放射線がやってきたので、避けようもなく私たちは被曝する事になってしまいましたが。
さて、気になったのは、身近なレントゲンです。
後、CTスキャン。
これまで深く考えませんでしたが、これは放射線を浴びる機械です。
被曝するからガンになる可能性もあるけど、重大な病気が見つかる可能性もある。
医学ではこれを比較して、後者の可能性を重視しています。
で、ホントに安心なの?
という疑問に対する答えが、この本に書いてあったわけです。
欧米で数多く行われている調査。
「レントゲンによるガン調査は有効か」
数千人の協力者を2つに分け、このような事を行ったそうです。
●年2回、3年間レントゲンを撮る
●3年間、レントゲンを一切撮らない
詳しくは同書をご覧ください。
レントゲンを撮った人の方が、肺がん死亡率が27%も高かったとのこと。
あの、レントゲンです。
年に2回。計6回です。
CTスキャンの場合は、レントゲンよりも放射線が強い。
「病院で病気を見つけてもらおうと検査した結果、ガンになりました」
という事もあるわけですね。
これら、放射線を使った検査を受ける際には、こうしたリスクを充分考えた上で、受けるか断るか判断したいです。
治療には副作用などのリスクが伴うとは言え、放射線はできるだけ浴びたくないな。