こんにちは。
公益社団法人 東村山市シルバー人材センター パソコン・スマホ教室
の講師がお伝えしています。
今日の担当は、
「Wordでお絵描き」も担当しているHagimoriです。
最近Windows11パソコンで文字を入力し、変換を行った時、
2回までしかできないという現象に遭遇しました。
週1回ほかの教室で指導を行っています。
会社の経営者の方や、現在パソコンで仕事をされている方がこの教室に来られます。
集合教育で3時間立ち姿勢での指導になりますが、私はこのやり方が好きです。
皆さんの顔が正面からみられ、表情を見ながら、声を聞きながら、理解できたかをその都度確認し、進めていきます。仕事をされている方からの質問は多様ですが、その場でほとんど対応できることに自信をもちます。
新年度、その教室のパソコンで、文字変換についての指導を行った時のことです。
受講生が使用している複数のパソコンは、すべて正常に漢字変換はできたのですが、指導用のパソコンは、2回しか変換ができず、正常の文字変換ができませんでした。
あとでそのパソコンについて確認すると、Office365をインストールとWindows11へのアップデートを続けて行ったとのこと。それが原因だろうと推察されました。
この仕事に携わってから初めてのことでしたので、修正すべく、ネットの検索を利用しました。すでに「Microsoftのサポートに「IMEバージョンを戻す方法」が記載されています。
検索結果: '文字の変換が2回しかできない' - Microsoft サポート
以下の手順に従って互換性モードを有効にすると、短期的に以前の動作に戻すこと ができます。
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タスク バーの検索ボックスに「設定」と入力し、結果の一覧から「設定」を選択するか [Enter] を選択します。
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[設定] 内の検索ボックスに「IME 設定」と入力し、ご使用の言語に適切なIME 設定、たとえば、日本語 IME 設定などを選択します。
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[全般] を選択します。
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[以前のバージョンの Microsoft IME を使う] をオンにします。
注: 互換性設定を長期間使用するのではなく、この問題の影響を受けるユーザーのための一時的な回避策として使用することをお勧めします。
最近ネット上でも「変換できない事例」が多く紹介されていました。
Windows10からWindows11にアップデートすることが多くなり、それに応じてこのような現象が起きているとのことです。またひとつ知識が増えました。
IMEの「全般」に行きつくまでの動作がいろいろあり、「全般」の画面になかなかいけない説明のサイトもありました。
その中で、私が一番簡単で設定しやすいと感じた手順をお伝えします。
クリックだけで設定できますのでお勧めです。
■IMEバージョンの戻し方■
1.パソコンを起動し、タスクバーのIMEの「A」または「あ」を右クリックします。
2.表示項目から「設定」をクリックします。
3.「設定」画面が表示されます。「全般」をクリックします。
4.スクロールボタンで画面下方向にドラッグします。
5.「互換性」を探します。
6.互換性の文字の下方向に
“以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う”が「オフ」になっているのをクリックして「オン」にします。
7.IMEバージョンの変更のポップアップが表示され、
以前のバージョンのMicrosoft IMEを使用しますか?
⇒「OK」をクリックします。
これで以前のように正しく文字を変換することができます。
これは短期に使用するのが良いようです。どういう意味でしょうか?
Microsoftサポートセンターから
Microsoft 日本語 IME は、Windows 10 October 2020 Update (バージョン 2004) の時点で更新され、Windows 11 でも使用可能です。 IME は、[IME 設定] > [一般] の互換性設定をサポートしています。 新しい IME で問題が発生した場合は、[以前のバージョンの Microsoft IME を使用する] をオンにすることで、以前のバージョンの IME を有効にできます。 優れた入力エクスペリエンスをお客様に提供できるように、引き続き新しい IME を改善していきますので、フィードバックの入力 を検討してください。
Microsoftは新しいIMEを改善していくそうです。
対処療法として、先ほどの設定方法が少しでもお役に立てると嬉しいです。