2014年1月18日 曇り時々晴れ間 気温1度~-4度 風稜線上は10m+
十石山 標高2525m 。「じゅっこくやま」と読むようだ。
先週のアイスクライミング講習の時に、松原ガイド様とお話しさせて頂いていた中で、焼岳と乗鞍の間に十石山という無名だけれど山頂からの風景がすばらしい山が有るとお伺いした。
今週は以前から乗鞍岳の予定だったので、ついでに十石山へ偵察に行こうと言うことになった。
本当は日曜より天気の良さそうな土曜日に乗鞍岳に登ろうかという案も有ったが、集合&スタート時間とくますけのインフルエンザ明けの体調もあったので、土曜が偵察、日曜が乗鞍登山という予定にした。
10時に十石山の登山口である白骨温泉に到着。
準備をしてスタート。
体調もビミョウなので、ゆっくり歩いて行けるところまで行って、14時には引き返して16時に駐車場着予定とした。
でも大きな誤算が一つ有った。
このメンツでゆっくりのんびりなど歩くはずが無かった。
山頂までは登山口が標高1400mちょっとなので約1100mの標高差だ。
山頂に14時に着くには270m以上/1時間で登らないと着かない。
良い状態では標高300m/1時間くらい登れるが、今日の雪の状態と体調ではどうだろう?
くますけの体調は、月曜から水曜が発熱、木曜から熱は下がって回復中だった。イナビルという新しいインフルエンザの薬を飲んだらからか、順調に直ったようだ。
ゆっくり歩き出して最初のうちは、脂汗のような感じで汗が出てきたが途中からは体が軽くなっていった。さすがに後半は体がだるかったがなんとか帰り着くことができた。
乗鞍高原に到着。 奥に見えるのが乗鞍岳です。
ちょっとだけ、今日登っとけば良かったかな?と思ってしまった。
乗鞍高原から白骨温泉に向かいます。
温泉街の上の方の除雪してあった小さな広場に駐車。 10:10
温泉宿の駐車場かもしれない?
10台程度が駐車できるスペース。
少し除雪してある林道を進むとまもなく除雪部分が終了。
林にスキーのトレースが有ったので、それをたどって尾根に取付く。
スキーのトレースも十石山に向かっているようなので、利用させてもらう。
ブラック隊員は、スノーシューにまだ慣れていない上にスコップ、ビーコン、ゾンデなど雪山装備をたっぷり持っていた。
ブラック隊員「最初のスタートダッシュで力尽きました。」
くますけ「くまこにツエルトと食料を持たせておけば良かった。」
女性陣は調子が良いようで、ガンガン最初から飛ばします。
くますけの ゆっくりのんびり偵察計画は最初からもろくも崩れ去りました。
この日は重い雪でしたが、ある程度しまっていて10cmちょっと沈む程度でした。
先頭は疲れるので、順次先頭を交代します。
でも、くまことピンク隊員はあまり交代せずにさっさと歩いています。
遅れる男性陣。
時計を見ると、14時頃までに山頂に着けそうな勢いです。
途中で穂高方面が少しだけ見えましたが、何の山かはわかりません。
がんばって登り続けます。
森林限界になって大きな木が無くなりました。 13:15
あと標高2~300mくらいかな?
ここまできたら山頂を目指すしか有りません。
上の方はガスの中で何も見えません。
風も強そうです。
先行していたスキーヤーに追いつきました。
緩斜面では山スキーの方が速いですが、急斜面になるとスキーはジグザグに登るので、直登するスノーシューの方が速くなります。
もう一息!
「ファイトー!」 「一発!」 な 気分です。
後ろは松本方面です。
雪は表面が少しだけ堅くなっていました。
シュカブラがきれいです。
一瞬、ガスが飛んで乗鞍岳が見えました。
明日行けるかな?
思ったより、長い最後の登り坂でした。
山頂の避難小屋の屋根が見えてきましたが、すぐにガスの中に。
時々、ガスが抜けて周りが見えます。
乗鞍岳。
もう少しで山頂です。
まわりに山頂の標識を捜しますがわかりません。
一番標高の高そうな所で、 「やったぞー」 14:10
一瞬、2-3秒、穂高方面の山が見えました。
後で確認したら、西穂から奥穂、前穂にかけての稜線でした。
感動!
風が強いので、避難小屋方面に行ってみます。
つづく。