今日はシカゴの大きな博物館、
The Field Museum (フィールド博物館)について書きます!


 

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上の写真は、The Field Museum の外観。 Chicago のどの museum もそうですが、とにかく規模が大きい。なので、今回も的を絞って行くことにしました。(しかしアメリカは ‘ドクロ’ が好きだな~)

 

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こちらは、The Field Museum を背に広がる眺め。この博物館は South(南地区)に位置するので、右手には Lake Michigan(ミシガン湖)、正面から左手には
Downtown が見えます。Orange Line または Green Line の “ Roosevelt ” 駅。
もしくは Red Line の “ Roosevelt ” 駅が最寄り駅になります。


さて、チケット窓口へ行き入場料を支払って中に入るとしますか。と、思いきや、訪れた9月9日は “FREE Basic Admission Days in 2009” という日に該当するらしく、無料で入場することが出来ました。ラッキー!

フィールド博物館は他にも入場料が FREE になる日が結構あるので、事前にチェックしていくことをオススメします☆ 詳しくはコチラ → Field Museum Free Days


 

 

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こちらは、三階建てのフィールド博物館の Main Level (2階)。この博物館の “守護神” とも言われている恐竜の Sue (スー)がお出迎えしてくれます。Sue は1990年代に発見されたティラノサウルス・レックス(T.rex)で、発見時の状態が非常によく、また大きさも世界一であったことから、現在、最も有名な恐竜の化石として知られています。オークションにより日本円にして約10億円という高額で落札されたとか。これまたスケールの大きな話ですね。

 

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こちらは More on Sue (モア・オン・スー)。Upper Level (3階) の North サイド(北側)にありました。頭も歯もとにかく大きい~。食べられちゃいそうな勢い!

 

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そして向かった先は、この‘スーの頭’のそばにある、「 Evolving Planet 」(惑星の進化)という部屋。

 

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入り口の左右のショーケースの中には、各動物の剥製がズラ~。とても丁寧で、リアルで、まだ息をしているかのようです。


こちらの部屋では、地球の誕生から、その後生物がどう進化していったか、約46億年の地球の歴史を、ビデオやイラストを駆使して子供でも分かるように(といっても全部英語ですが..)事細かく説明してくれます。

 

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目玉は、なんといってもこちら!

 

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巨大な恐竜たちのスケルトン!よくま~こんなに集めたものです。展示されている skeleton(骨) の 90% は本物だそう。素晴らしいですね!

 

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他にもいろんな動物たちの化石がいーっぱい。

 

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もちろん “ 人間 ” の進化を紹介するコーナーもありました。


さて次に、Main Level(2階)にある 「 North American Indians 」 の部屋へ行きましょう。北米の先住民、アメリカン・インディアンの文化や歴史を、実際に着用していた衣服や装飾品、工芸品などを通じて知ることができる部屋です。

 

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上の二枚の写真の内、上は男性の衣服。その下が女性の衣服。どれも保存状態が良く、当時の着ていた人の温もりまで伝わってくるようです。

 

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これぞアメリカン・インディアン!という感じの衣服ですね。動物の皮や鳥の羽といった自然素材を使って丁寧に細かく裁縫されていました。とても美しいです。

 

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こちらは “American Bison”。 いわゆる日本で言うところのアメリカン・バッファロー。この剥製、とにかく立派です。デカイです。かつてアメリカ全国の大草原には6000万頭もの Bison が放浪していたそうで、主食である草を求め、季節ごとに何百キロも移動して生命を維持していたとのことです。(草だけで、どうしてこんなに大きくなるんだろう..)

 

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こちらは、アメリカ Arizona(アリゾナ州)北部の保留地(Hopi Indian Reservation)に住む、アメリカン・インディアンの部族のひとつ、Hopi(ホピ族)の人形・Katchina dolls(カチーナ人形)。この人形は子供たちの単なるおもちゃではなく、子供たちに、この宇宙に存在するすべての物に精神(魂)が宿っていることを伝えるために作られた神聖なものだそうです。

“Katchina” とは “respected spirit” (敬う精神・心)。

何百年もの間、Hopi の人々は、全てを創造した偉大なる精神(宇宙)からのメッセージをこの Katchina (カチーナ人形)を通じて尋ね、受け取ってきたそうです。神からの警告や恩恵を Katchina が運んでくると言われています。


他、私が鑑賞したものでユニークだなと思ったコーナーはこちら。

 

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“Living Together Understanding Cultural Diversity”(文化の相違を理解しながら共に生きる)と題して、その多様性を “靴(shoes)” から紐解いていくユニークなものです。国別、年代別にディスプレイされていて、見応え十分!

 

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こちらは、20世紀半ばにアフリカ西部の国・ Nigeria (ナイジェリア)の支配者階級の人々が儀式の時に履いていた靴(左)と、20世紀初頭のTurkey(トルコ)で、特別な機会の時に履かれていた貝がはめ込まれた女性の靴(右)。

 

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もちろん日本の「下駄」「わらじ」 等も。 ホント、よく収集されています。


こんなコーナーもありました。“Rock-forming Minerals” (造岩鉱物)。

 

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地球の地殻は2,000以上もの鉱物(鉱石)で出来ているそうです。中でも Quartz (水晶)は特に資源豊富な鉱物とのこと。私にはパワーストーンにしか見えません! 総額おいくらになるのでしょう。。(笑)


他、アフリカ文化、古代エジプトの内部、アジアの哺乳類etc、地球に存在する自然と文化の遺産を余すことなく紹介しているフィールド博物館。こちらもまた、1日では全ては見切れない、内容濃~い場所でした。


● The Field Museum

【営業時間】(クリスマスを除く毎日)
9:30~17:00(入場は16:00まで) 

【料金】
詳しくはコチラをご覧ください → Admission



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