古紙禁忌品:芳香紙・汚れた紙<船井総合研究所/循環経済コラム>化粧品や石鹸、線香、ムエット、試香紙、食品残渣が付着した紙や油汚れのついた紙(使用済ペーパータオル)など
古紙禁忌品:芳香紙・汚れた紙<廃棄物の資源化コラム>船井総合研究所環境コンサルタント
以前のコラムでは『古紙分別回収の意義と主なトラブル』『古紙標準品質規格』『古紙:雑紙(ざつがみ)』『古紙禁忌品:昇華転写紙(しょうかてんしゃし)』『古紙禁忌品:感熱性発泡紙(かんねつせいはっぽうし)』をご紹介しました。今回は『古紙禁忌品:芳香紙・汚れた紙』をご紹介します。
■古紙禁忌品:芳香紙・汚れた紙■
製紙原料に適さない紙類と異物を禁忌品といいます。前述のとおり禁忌品にはA類とB類があります。A類とは、古紙に混入することで重大な障害を生じるものです。ここではA類のうち、芳香紙・汚れた紙をご紹介します。
芳香紙・臭いのついた紙とは、化粧品や石鹸、線香、香料などの強い臭いがしみつた紙のことをいいます。香水やアロマオイルなどの香りを試す際に使用した紙(ムエット、試香紙)も含まれます。こうした紙や板紙は、古紙処理工程で完全に脱臭することはできないようです。
汚れた紙とは、食品残渣が付着した紙や油汚れのついた紙(使用済ペーパータオル)をいいます。こちらも古紙洗浄工程でも十分に除去できないといわれています。
これらの紙は雑誌などと混ざって生産されると、製品トラブルが生じます。具体的には、臭い(異臭)の付着です。
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以上、どうぞよろしくお願いいたします。
■古紙の発生源と品種分類■
■古紙の発生と流通経路■
■古紙の種類と製品■
■廃棄物処理に係る関連法規一覧■
■廃棄物の適正処理体系(体系図)■
■廃棄物資源化の分類(例)■
■都市ごみの資源化方式の分類■
■廃棄物資源化の状況(例)■
■ごみ処理フローの例■
■最終処分場の種類■
■廃棄物の最終処分方法■
■廃棄物の最終処分■
■ガラスビンの再利用のフロー■
■アルミ缶素材の再生フロー■
■アルミ缶再生利用フロー■
■カレットの再生利用フロー■
■基本的な資源回収フロー■
<今までのコラムの一例とお問合せ先>
★古紙標準品質規格
★古紙:雑紙(ざつがみ)
★古紙禁忌品:昇華転写紙(しょうかてんしゃし)
★古紙禁忌品:感熱性発泡紙(かんねつせいはっぽうし)
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☆廃棄物処理法(廃掃法)とは?廃棄物処理法の改正の背景や改正年度(1976~最新)・改正内容など☆わかりやすく説明