船井総合研究所☆環境ビジネスコラム<排出元向け>廃棄物コラム☆調質・脱水とは | 船井総合研究所コラム:最新☆産業廃棄物処分・収集運搬/一般廃棄物(塵芥、し尿汲取り浄化槽)/特別管理、再生資源業の経営支援

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廃棄物コラム☆調質・脱水とは

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<排出元向け>廃棄物コラム☆調質・脱水とは

 以前のコラムでは、『燃焼・溶融施設のダイオキシン類対策』『濃縮(浮上分離濃縮、遠心濃縮)』をご紹介しました。

今回は『調質・脱水とは』をご紹介します。

 

■調質・脱水とは■

 濃縮操作等で分離された汚泥は、まだ多くの水分を含んでいます。汚泥をより安定化するためには、汚泥の量を減らしたり脱水後の乾燥・焼却等の処理を効率的に行い、この水分をより多く除去することが重要です。この水分除去を脱水操作といい、その効率をより向上させるために、一般的に汚泥の性状と脱水操作に適合する調質操作が必要になっています。

 汚泥は通常、そのままの状態では脱水性が悪く、脱水性を改善するために調質という前処理操作を行います。この調質操作には、①水洗い、②生物学的処理(消化法)、③薬品調質、④凍結・融解、⑤加熱処理 等がありますが、薬品調質が一般的に普及しています。

 薬品調質には、無機薬品を使用する方法と高分子凝集剤を使用する方法があります。無機薬品では、一般的に消石灰と塩化鉄が真空脱水機や加圧脱水機との組合せで使用されています。無機薬品の添加で安定な脱水が可能になりますが、汚泥量の増大、発熱量の低下が問題になっています。

 無機薬品の添加における増量等の問題を克服するものとして、高分子凝集剤がベルトプレス、スクリュープレス、遠心脱水機等と組み合わせて使用されています。

 つまり、脱水を効率よく行うためには、汚泥の種類、薬品調質、脱水機が適切に組み合わなければならないのです。

 

以上、調質・脱水でした。

 

■廃棄物の適正処理体系(体系図)■
以下の図は、適正な廃棄物処理の7つ方法とその体系図です。

 

 

<今までのコラムの一例とお問合せ先>

★燃焼・溶融施設のダイオキシン類対策

 

★濃縮(浮上分離濃縮、遠心濃縮)

 

 

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<船井総合研究所東新一>

 

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