優良産廃処理業者・一般廃棄物業者・再生資源業者の適正処理推進カレンダー(記念日)等と社員教育研修 | 船井総合研究所コラム:最新☆産業廃棄物処分・収集運搬/一般廃棄物(塵芥、し尿汲取り浄化槽)/特別管理、再生資源業の経営支援

船井総合研究所コラム:最新☆産業廃棄物処分・収集運搬/一般廃棄物(塵芥、し尿汲取り浄化槽)/特別管理、再生資源業の経営支援

株式会社船井総合研究所☆環境ビジネスコンサルタント東新一(ひがし)の視点を発信【このような方におすすめ】一般廃棄物処理業(し尿汲取り浄化槽、家庭ごみ処理委託業、事業系一般廃棄物業)・産業廃棄物処理業・再生資源業(古紙、古鉄、スクラップ、非鉄)・環境関連団体

優良産廃処理業者・一般廃棄物業者・再生資源業者の適正処理推進カレンダー(記念日)と「ごみゼロ」、1人1日あたりごみ排出量の少ない自治体の取組み事例など

 日本をはじめ世界には様々な記念日があります。その中に、ごみ減量・リサイクル推進、環境全般や人権、動物保護や自然保護などに関連する記念日など、いわばECOやSDGsに関連する記念日があります。

 昨今、異常気象や地球温暖化が叫ばれていますが、いつまでも住みやすい地球であって欲しい、子や孫、そしせ世界の子供たちに、より素敵な未来が来て欲しいという願いも込め、ここではECOやSDGsに関連する記念日や強化月間をまとめてみました。

 

1.ECOやSDGsに関連する記念日の一覧

 ごみ減量・リサイクル推進をはじめ、環境や人権、動物&自然保護などの観点でみますと、日本をはじめ世界にはその記念日や強化月間は115種類あるように思います。

それらを1月から12月まで一覧にしたものが以下のとおりです。勿論、世界は広いですので、本当はまだまだあるように思いますが、皆さまの今後のECOやSDGsに関連する取組みの参考になれば幸いです。

 

<1月~3月>

・ 1月:食を考える月間
・ 1月17日:防災とボランティアの日
・ 2月 2日:世界湿地の日
・ 2月 5日:エコチュウの日とは
・ 2月:省エネルギー月間
・ 2月11日:建国記念日
・ 2月23日:ふろしきの日
・ 3月 1日:防災点検の日
・ 3月 3日:世界野生生物の日
・ 3月 4日:オーミケンシ・レーヨンの日
・ 3月 8日:国際女性デー
・ 3月21日:国際森林デー
・ 3月21日:国際人権差別撤廃デー
・ 3月22日:国連水の日/世界水の日
・ 3月23日:世界気象の日
・ 3月最終土曜日:アースアワー

 

<4月~6月>
・ 4月 7日:世界保健デー
・ 4月15日~5月14日:みどりの月間
・ 4月22日:アースディ
・ 5月 2日:世界まぐろデー
・ 5月 3日:100万人のごみ拾い
・ 5月 4日:みどりの日
・ 5月 5日:こどもの日
・ 5月20日:世界ミツバチの日
・ 5月22日:国際生物多様性の日
・ 5月30日:ごみゼロの日
・ 5月30日~6月5日:ごみ減量/リサイクル推進週間
・ 5月30日~6月5日:全国ごみ不法投棄監視ウィーク
・ 5月31日:世界禁煙デー
・ 5月第二土曜日:世界フェアトレード・デー
・ 5月第二土曜日:世界渡り鳥デー
・ 6月 1日:防災点検の日
・ 6月 1日~7日:水道週間
・ 6月 5日:世界環境デー/環境の日
・ 6月 5日~11日:海洋環境保全推進月間
・ 6月 8日:世界海洋デー
・ 6月:環境月間
・ 6月:食育月間
・ 6月17日:砂漠化及び干ばつと闘う世界デー
・ 6月18日:持続可能な食文化の日
・ 6月20日:世界難民の日
・ 6月21日:太陽光発電の日
・ 6月夏至(21日):100万人のキャンドルナイト

 

<7月~9月>
・ 7月 7日:クールアース・デー
・ 7月:河川愛護月間
・ 7月:海岸愛護月間
・ 7月~9月末:夏の省エネキャンペーン
・ 7月11日:世界人口デー
・ 7月21日:自然公園の日
・ 7月21日~31日:森と湖に親しむ旬間
・ 7月第3月曜日:海の日
・ 8月 1日:夏の省エネ総点検の日
・ 8月 1日:自然環境クリーンデー
・ 8月 1日:水の日
・ 8月 1日~7日:水の週間
・ 8月 8日:リユースの日
・ 8月11日:山の日
・ 8月15日:終戦祈念日
・ 8月31日:野菜の日
・ 9月 1日:防災の日
・ 9月 8日:国際識字デー
・ 9月:オゾン層保護対策推進月間
・ 9月10日:下水道の日
・ 9月16日:敬老の日
・ 9月16日:国際オゾン層保護デー
・ 9月20日~26日:動物愛護週間
・ 9月21日:国際平和デー
・ 9月22日~29日:SDGS週間(グローバル・ゴールズ・ウィーク)
・ 9月24日:清掃の日
・ 9月24日~10月1日:環境衛生週間
・ 9月25日:SDGS採択の日
・ 9月28日:自動車中古部品の日
・ 9月29日:食品ロスと廃棄に関する啓発の国際デー
・ 9月第1日曜日:スポーツ環境/クリーンファーストの日
・ 9月末週:SDGS週間

 

<10月~12月>
・10月 1日:浄化槽の日
・10月 1日~11月30日:間伐推進強化月間
・10月 6日~10月12日:古紙リサイクル週間
・10月:3R推進月間
・10月:環境にやさしい買物月間
・10月:全国/自然歩道を歩こう月間
・10月:都市緑化月間
・10月:木材利用促進月間
・10月10日:スポーツの日
・10月11日:国際ガールズ・デー
・10月13日:国際防災の日
・10月15日:農山漁村女性のための国際デー
・10月16日:世界食糧デー
・10月17日:貧国撲滅のための国際デー
・10月20日:リサイクルの日
・10月24日:国連の日
・10月30日:食品ロス削減の日
・10月第2月曜日:スポーツの日
・11月 1日:川の恵みの日
・11月 1日~12日:COP26
・11月 3日:オゾンの日
・11月 3日:文化の日
・11月 5日:世界津波の日
・11月 6日:戦争と武力紛争による環境搾取防止のための国際デー
・11月 9日:いい地球の日
・11月:エコドライブ推進月間
・11月11日:いただきますの日
・11月20日:世界子供の日
・11月第4週:グリーンフライデー
・12月 1日:世界エイズデー
・12月 1日:冬の省エネ総点検の日
・12月 1日:防災点検の日
・12月 3日:国際障害者デー
・12月 5日:世界土壌デー
・12月:大気汚染防止推進月間
・12月:地球温暖化防止推進月間
・12月10日:世界人権デー
・12月冬至(21日):100万人のキャンドルナイト

 

<全期間>

・ 毎月 1日:省エネルギーの日
・ 毎月16日:エコの日

 

2.廃棄物業やリサイクル業、廃棄物行政に関連する記念日

 廃棄物の適正処理推進やリサイクルを推進される会社様、廃棄物行政の方々がとくに知っておきたい記念日は以下のとおりです。

<1月~3月>

・ 1月17日:防災とボランティアの日

・ 2月:省エネルギー月間
・ 3月22日:国連水の日/世界水の日
・ 3月最終土曜日:アースアワー

<4月~6月>
・ 4月22日:アースディ
・ 5月 3日:100万人のごみ拾い
・ 5月 4日:みどりの日
・ 5月30日:ごみゼロの日
・ 5月30日~6月5日:ごみ減量/リサイクル推進週間
・ 5月30日~6月5日:全国ごみ不法投棄監視ウィーク
・ 6月 1日~7日:水道週間
・ 6月 5日:世界環境デー/環境の日
・ 6月 5日~11日:海洋環境保全推進月間
・ 6月 8日:世界海洋デー
・ 6月:環境月間

<7月~9月>

・ 7月 7日:クールアース・デー
・ 8月 1日:夏の省エネ総点検の日
・ 8月 1日:自然環境クリーンデー
・ 8月 1日:水の日

・ 9月 1日:防災の日
・ 9月:オゾン層保護対策推進月間
・ 9月10日:下水道の日
・ 9月16日:国際オゾン層保護デー
・ 9月24日:清掃の日
・ 9月24日~10月1日:環境衛生週間
・ 9月29日:食品ロスと廃棄に関する啓発の国際デー

<10月~12月>

・10月 1日:浄化槽の日
・10月 6日~10月12日:古紙リサイクル週間
・10月:3R推進月間
・10月:都市緑化月間
・10月20日:リサイクルの日
・10月30日:食品ロス削減の日
・11月:エコドライブ推進月間
・12月 1日:冬の省エネ総点検の日
・12月:大気汚染防止推進月間
・12月:地球温暖化防止推進月間
・12月冬至(21日):100万人のキャンドルナイト

<全期間>

・ 毎月 1日:省エネルギーの日
・ 毎月16日:エコの日

 

3.ごみゼロの日

 ごみゼロは、「ご(5)み(3)ゼロ(0)」の語呂合わせで、毎年5月30日を「ごみゼロの日」に定めてます。「ごみゼロ」運動は、1970年代、愛知県豊橋市(山岳会会長・夏目久男氏)で始まり、その後、官民一体の活動として全国各地に広がりました。また、1993年、厚生省(現:厚生労働省)が5月30日を初日とする「ごみ減量化推進週間」を正式制定し、現在は5月30日~6月5日(環境の日)を「ごみ減量・リサイクル推進週間」、 3Rの推進運動、不法投棄監視パトロールなどが全国各地で行われています。

 

4.全国で最もごみの少ない自治体は?

 5月30日は「ごみゼロ(530)の日」です。

2023年3月30日、環境省が発表しました「一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和3年度/2021年度)」によりますと、一般廃棄物の処理コストは年間2兆1,499億円(前年度比:159億円増加)でした。毎年5月30日は、「ご(5)み(3)ゼロ(0)」の語呂合わせで「ごみゼロの日」に定められています。「530(ごみゼロ)運動」は、1970年代に愛知県豊橋市の山岳会会長・夏目久男さんの呼びかけで始まり、その後、官民一体の活動となって全国に広まりました。1993年には厚生省(現・厚生労働省)が5月30日を初日とする「ごみ減量化推進週間」を正式に制定。現在は5月30日~6月5日(環境の日)を「ごみ減量・リサイクル推進週間」として、 3Rの推進運動、不法投棄監視パトロールなどが全国各地で行われています。

 また、環境省が毎年発表しているデータに、1人1日あたりのごみ排出量が少ない自治体があります。それは、人口区分別に3区分(①10万人未満、②10万以上50万人未満、③50万人以上)で、それぞれ上位10自治体を発表しています。

<10万人未満>

1人1日あたりごみ排出量の少ない自治体(人口10万人未満)
1位 長野県南牧村(306.6g/人日)
2位 長野県川上村(327.6g/人日)
3位 徳島県神山町(378.9g/人日)
4位 宮崎県高原町(416.1g/人日)
5位 北海道更別村(427.9g/人日)
6位 長野県天龍村(430.3g/人日)
7位 長野県阿南町(443.7g/人日)
8位 長野県泰阜村(444.1g/人日)
9位 長野県高森町(451.9g/人日)
10位 長野県下條村(456.7g/人日)

 

<10万人以上50万人未満>

1人1日あたりごみ排出量の少ない自治体(10万人以上50万人未満)

1位 静岡県掛川市(622.6g/人日)
2位 東京都日野市(630.7g/人日)
3位 東京都小金井市(635.3g/人日)
4位 東京都立川市(665.7g/人日)
5位 静岡県藤枝市(672.0g/人日)
6位 東京都西東京市(672.2g/人日)
7位 東京都小平市(672.6g/人日)
8位 東京都国分寺市(677.7g/人日)
9位 東京都東村山市(679.3g/人日)
10位 東京都府中市(680.9g/人日)

 

<50万人以上>

1人1日あたりごみ排出量の少ない自治体(50万人以上)

1位 東京都八王子市(748.2g/人日)
2位 京都府京都市(757.8g/人日)
3位 愛媛県松山市(761.0g/人日)
4位 神奈川県川崎市(791.0g/人日)
5位 神奈川県横浜市(807.1g/人日)
6位 埼玉県川口市(813.9g/人日)
7位 静岡県浜松市(819.7g/人日)
8位 広島県広島市(825.5g/人日)
9位 北海道札幌市(831.5g/人日)
10位 埼玉県さいたま市(845.3g/人日)

 

5.排出量の少ない自治体の取組み

<10万人未満>

令和3年は2位の長野県川上村(令和2年では1位)は、生ごみを自治体が回収しておらず、住民による処理に委ねられています。焼却処分に大量のエネルギーやコストを必要とする水分の多い生ごみではなく、乾いた生ごみを処理しようとする住民意識が、1人1日あたりごみ排出量を少なくしています。

 

<10万以上50万人未満>

令和3年1位の静岡県掛川市(令和2年も1位)は、2008年からごみの指定袋に記名する方式を導入し、排出者の見える化を実施しています。また、剪定枝や古紙の資源化は、市ではなく、民間が実施しています。掛川市の東隣の菊川市とで構成している「掛川市・菊川市衛生施設組合」が廃棄物処理施設「環境資源ギャラリー」を運営し、長年、様々な廃棄物減量化やリサイクルの取組みを実施しています。

 

<50万人以上>

令和3年1位の東京都八王子市(令和2年は3位)では、市民団体の環境活動が積極的に行われています。例えば、食品ロスを含む生ごみを活用したコンポスト(堆肥)の作り方と市民ネットワークの拡大や、食品ロスになりそうなものを家庭から寄付するフードドライブの積極的な案内など。

令和3年3位の愛媛県松山市(令和2年は2位)では、学校給食の残さや剪定枝などは、すべて資源として活用しています。

 

以上、如何でしたでしょうか?

今回のコラムでは、「ごみ減量やリサイクル、環境、温暖化、人権、自然・動物保護など記念日一覧」を紹介し、記念日のひとつ「ごみゼロ」に焦点をあて、1人1日あたりごみ排出量の少ない自治体とその取組事例について紹介しました。

環境や人権、自然・動物保護など、ひとりひとりの活動による影響は日本全土、世界的にみて小さいのかもしれませんが、みんなが取り組むと「塵(ちり)も積もれば山となる」で、大きな良い影響になります。

よい活動を参考に、持続可能な社会にしていきましょう!

 

 現在、船井総合研究所(東新一)では、廃棄物業界向けに『廃棄物業特化型人材教育研修』を実施しています。業界のトレンド把握やこれからの時代にあった社員教育を実施したい会社様におすすめです。お気軽にご相談くださいませ。

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