このところ、マンガの映像化に関する

問題がクローズアップされていますよね。

そんなにも原作マンガの作者が

軽んじられていたとは

知りませんでした。

 

私もマンガが原作のアニメや

ドラマや映画を見ることはありますが

原作マンガを読むことはほとんどありません。

 

とても良いと思う作品もあれば

なんでこれを映像化したのかと

疑問に思う作品もあります。

 

さかのぼって「キャンディキャンディ」は

アニメを見てから原作を知り

読み始めましたが

原作の方が圧倒的に素晴らしく

アニメの方が見劣りして感じました。

 

今、マンガの復刊は望みますが

アニメの方はあまり見たいとは思いません。

 

そもそもアニメ化された時に

先の展開が分からないまま

設定を変更してしまったために

破たんしているからです。

 

丘の上の王子様に出会ってから

6年後にアルバートさんと出会うのに

アニメではすぐに出会っています。

その6年が大事な年月だったのに。

 

アルバートさんの髪色を

金髪にしてしまったのも失敗だし

原作にいないクリンを登場させたことで

その後の扱いに困っている。

 

キャンディの顔もあまり可愛くない。

髪をひとつに結っている時も

ツインテールの形に描いている。

 

それを見ればアニメ化に際して

原作者の水木先生の意見など

全く聞いていなかったのだと

推測できます。

 

他にもニールが色黒だったり

イライザとの意地悪が度を越していて

やりすぎの犯罪レベルだったり、

やたらと殴り合いのシーンが多いとか

今の時代にもう一度

これを見たいとは思いません。

 

かと言ってリメイクで

今どきの絵柄で描かれたら

それも嫌です。

 

望むのはあくまでマンガの復刊です。

もしアニメや実写にするとしたら

原作を大事にして

丁寧に作って欲しいですね。

 

ただ、テリィとの病院での別れのシーンだけは

マンガとほぼ同じに描かれていたのは

なぜなんだろう?

全編あの感じで作ってくれていたら

良かったのにね。