今年は「ベルサイユのバラ」の
誕生50周年ということで
原画展が開かれたり
NHKで特別番組が放送されたりと
盛り上がっていますね。
なので久しぶりに読んでみたくなって
図書館で借りてきて読みました。![]()
「ベルばら」をリアルタイムで読んでいたファンは
私より少しお姉さんたちでした。
私がマンガを読んだのは
アニメが始まった中学一年の頃、
「ベルバラ」ファンの友人から
マンガを借りたのです。
アニメも好きで毎週見ていましたが
我が長野県では首飾り事件の後あたりで
いきなり絵の汚い話の辻褄の合わない最終回が
放送されてあっけにとられてしまいました。
今改めて読むと、始まりは意外と
コミカルだったんですね。
でも読み進めていくと、どんどん切なくなってくる。
キャラが皆、叶わぬ愛に苦しんでいる。
昔から一番好きなキャラはロザリーです。
今思えばロザリーって
一番読者に近いキャラクターなんだな。
読者はオスカルに憧れるけど
オスカルには成れない。
ロザリーに自分を重ねて物語の中に入り込む。
オスカルとアントワネットの最期も見届ける
重要なキャラクターでした。
当時の私は戦う強い女に憧れていて
エメラルダスが大好きだったのですが
声を演じていたのはオスカルと同じ
田島玲子さんでした。
田島さんの声はカッコ良くて大好きでしたが
声優よりドラマに出る方が多い女優さんでした。
アンドレの声も声優さんではなく
志垣太郎さんでしたね。
男装の女性が男の世界に入るお話はよくありますが、
たいてい女であることを隠しています。
それに比べてオスカルは始めから隠していませんね。
「女ですけど、何か文句ある?」と
堂々としています。
そこがカッコいい。
NHKの特別番組でフランスの人が
「ベルバラ」でフランス革命を学んだ、
なんて話がありましたが
それは例えるならフランスの人が
日本の明治維新の話を書いて
それを日本人が読んで明治維新を学ぶ、
みたいなことです。
日本でも「ベルバラ」のおかげで
フランス革命のあたりの歴史に
強い女子は大勢いましたね。
市民が蜂起して王政を倒すという偉業を成し遂げたのに
その後、ともに戦った市民同士が
互いに首を切りまくった展開は
「鎌倉殿の13人」とよく似ていて
人間のやること、考えることって
どこも一緒なのかな、と思います。
余談ですが以前知り合った人から聞いた話で
娘がフランス人と結婚したけど
うまくいかなくて離婚したそうで、
「フランス人って〝男はナポレオン、
女はマリー・アントワネット〟なのよ」
とぼやいていました。
聞いてすぐに意味が分からなかったのですが
フランス人が考える男女の理想の人物像、
ということでしょうか。
どちらも最期は罪人として扱われたのに。
「ベルサイユのバラ」は今読んでも
感動する素晴らしい作品です。
きっとこの先も残って行くのでしょうね。
「キャンディキャンディ」の50周年も
こんなふうに盛り上がりがあればなぁ…
それまでに何とかならないだろうか?
関係者の皆様、是非とも御一考下さい。
