何がどうという訳ではないが、
自分のしてきたことやその時に考えていたことを記録しておこうと思い立って、
つらつらと書いていこうと思う。
自分はいま打楽器奏者として音楽関係の仕事をしているが、
人生で初めて音楽というものを認識したときのことは忘れられない。
…とか言ってみたいところだが、小学生のころなんて本当にボーッとしてたし、
音楽なんてピアノ習ってる子以外には関係ない、と思っていたので、
そんなにドラマティックな出会いなんてなかった。
幼少期のころは絵を描くのが好きだったり、折り紙に熱中したり、
小学生になってからはサッカーだったりテレビゲームだったり。
当時(1980年代前半)テレビの歌番組はたくさんあったと思うが、歌謡曲というものは本当に嫌いだった。
正確にいうと歌詞というものが子供心では理解できなくて、意味がよくわからなかった。
アイドルだったカワイイおねえちゃんたちにも目覚めてなかったし。
ただ、なんの曲かはわからないが、普段から無意識にメロディを口ずさむクセはあったのを覚えている。
何故かというと小学校3年か4年の時の担任の先生に、
「いつも何か歌ってるね」みたいなことを否定的なニュアンスで言われたことがあって。
それで初めて自分がフンフン歌ってるのに気づいた。よく覚えている。
音楽の授業もちんぷんかんぷんで、音符は読めないし、楽器も弾けない。
唯一楽しかったのは打楽器だったが、人気があってなかなかまわってこない。
ようやくまわってきた合わせシンバル。
演奏しているときに力みすぎて、シンバルが反り返ったことがあった。
そのシンバルを床に置いて膝蹴りで元に戻すのが何故かものすごく楽しかったのを覚えている。
何度も何度もやっていた。本当にアホだったなぁ。