春分の日 | 千葉ひふみ農園 ~大地の恵みから~

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このブログは幸食研究所から始まった『ひふみ農園』という畑の奮闘日記。
3歳~30代の男女が食についてや日本の文化を学びながら活動してます。
大地が与えてくれる喜びを感じながら、より多くの方がこのブログを通して、何か感じていただければ幸いでございます。


世界で日本にしかない春分の日=春季皇霊祭

春分の日、ですね。国民の祝日です。
春分の日と秋分の日は対になっており、どちらも同じ意味を持つ祝日です。
一体何の日か、これは小学校から大学まで、学校教育の中でその本来の意味を教えていません。

日本という国の歴史はとても長く、歴代天皇(皇后)の数だけ忌日があり、これを全部お祀りしていると1年じゅうが祀りで終わってしまうため、春の1日と秋の1日にまとめることになったのです。
春は春季皇霊祭、秋は秋季皇霊祭、という名の祝日でした。



もともと、この時期に日本では、春は五穀豊穣を祈り、秋は収穫の喜びを感謝するため、氏子が神社にお参りすることが習わしでした。
春季皇霊祭と秋季皇霊祭はこれらの習わしのタイミングにドッキングして、長い間日本人の自然に対する「祈りと感謝」を捧げる大事な祝日でした。

敗戦により、こうした日本古来の習わしや歴史的風習、特に皇室に関連するものは徹底的に削除されて全く違う情報で上書きされていったことは以前も書いた通りです。

GHQにより1942年(昭和22年)廃止され、春分の日(秋分の日)という名称になりました。
同時に、これがもともと何の日であったか、は義務教育の教科書から全面的に削除されました。
「昼と夜の長さが同じになる日」といった天文学的・気象的な日であるという説明が便宜上良くなされます。そういう局面も無いわけではありません。しかし実際には同じ長さではなく昼方が全然長いです。

日本という国が1000年以上、大切にしてきた考え方や精神的なもののほとんどを、私たちは戦後たった70年で失っており、記憶どころか記録すらなくなってしまっている。

先祖を敬う、自然の恵みや実りに感謝する、という教えは教科書にはありません。
また、自分の生まれた国を愛し誇りを持つこと、も教科書から削除されたままです。



ちなみに、「春季(秋季)皇霊祭」はGHQにより1942年(昭和22年)廃止され、春分の日(秋分の日)になった、と書きましたが、宮中では途切れることなくずっと、春季皇霊祭、秋季皇霊祭が行われており、春には五穀豊穣を祈り、秋には収穫の喜びを感謝する祭礼がおこなわれています。

お気づきのように、皇室・皇族は1000年以上の歴史のタイムカプセルの機能を果たしており、敗戦による占領下でGHQによる「教育の管理」を通して国民の一般的市民生活から完全に消去されてしまった日本古来の歴史や風習、祭礼を唯一受け継いでいる一族であるとも言えましょう。



学校教育で「神話」を教えることが禁じられたため、私たちは目の前にある神社の「中に入っている神様が誰なのか」すら知りません。世界中のどこの国でも持っている「国生み」の伝説や物語を日本の子供たちは一度も教わらないまま大人になり、アマテラス、スサノオ、ツクヨミ、イザナミ、イザナギ、ヒルコ、オオクニヌシ、などなど 漠然でうっすら記憶していくだけなのです。