寒さへの対策について
寒さから正しく体を温めてこの冬を過ごしましょう。
「子どもは風の子、大人は火の子」と言われます。
子どもは体温が高いので、着せ過ぎに氣をつけて薄着をさせてあげてください。
寒さへの抵抗力が高まり、風邪を引きにくくなります。
子どもが服を脱ぎたがっているのに心配だからと無理に着せることは止めましょう。
大人が寒いという感覚をそのまま子どもに当てはめないように氣をつけてください。
大人よりも1枚薄着にするのを目安として様子を見ましょう。
衣類で体を温めてしまうと、体温と吸い込む空氣との氣温差がより大きくなってしまいます。
厚着をしている子が風邪を引きやすいのはこれが原因です。
寒くなるとすぐに子どもが風邪を引くというお母さんは注意してみてください。
肉類をやめて玄米中心の食生活に切り替えてからは、季節の変わり目で氣温が不安定なときでも体調を崩すことは無くなりました。
インフルエンザが流行しようがどこ吹く風と元氣に過ごしています。
こういうときにも日常の食生活が問われます。コンビニ食品や肉を食べていると、外的環境が少し変化しただけでも風邪を引きやすいのです。
乱れた食生活をしている人は、普段の風邪を引いていない状態が健康ではなくて、何とか体を維持させているに過ぎないという点に早く氣づいてほしいと思います。
自然災害などに見舞われた時にどうなるか想像してみてください。
身の回りの衛生状態が悪化するので、免疫力が低い体はとすぐに不調が出てきます。
災害自体で助かっても、物流がストップして物資が足りない環境では体調の回復は難しく、場合によっては命を落としかねません。
最近では見かけなくなりましたが、昔は真冬でも半袖半ズボンで過ごしていた子もいました。
その子達は風邪も引かず、元氣に走り回っていました。
寒い季節に子どもが大人と同じように家の中で縮こまっていては丈夫な体は作れません。
外へ出て体を思いっきり動かして遊びましょう。
歩き回っていると、足の血液循環が良くなります。自然と「頭寒足熱」の状態が保たれます。
外で遊びに夢中になっているうちに寒さなんて忘れてしまいます。
スポーツのようにルールに従って体を動かすのとは違って、かくれんぼや鬼ごっこのように予測のできない動きをする遊びは全身の筋肉がまんべんなく使われます。
そして、子ども達で生き生きと遊びを作る想像力も育まれます。
体を冷やすと良くないというのは、外氣の温度に対していうのではない事を注意していただきたいと思います。
寒い日に外へ出ると上半身も下半身も冷たくなりますが、これは冷えとは言いません。
寒さを冷えと混同してしまい、暖かい家の中でじーっとしていて寒さへの抵抗力がどんどん下がっている人をよく見かけます。
上半身に対して下半身が冷えている状態を「冷え」と言います。
エアコンで部屋を暖めると、温かい空氣は上昇するため、頭がボーッと暖かく足元は冷たくなります。
設定温度は高めでも結果的に冷えを招くことになります。
逆に夏は部屋の下の方に冷たい空氣がたまるため、下半身が上半身に対して冷えてしまいます。
エアコンの使用はできるだけ控えましょう。
ストーブにあたるなど手足を温めるのが本来の温め方です。
足がかじかむほど寒い日は、少し熱めのお湯で足浴をすると体がポカポカしてきますよ。
寒さから体を温めるには空氣を温めるのではなく、体を温めることを心掛けましょう♪