こんにちは、伊藤です。





先日とあるクライアントさまから息子さんのボディートークセッションをして欲しいと依頼されました。


ご本人はご来店できないのでお母様のお身体をお借りしての代理セッション。


大学受験に失敗して第一志望の大学に入れず落ち込んでいるとのことでした。





早速セッションさせていただき、出てきたリンクのご説明と、そこから読み取れるいくつかの伊藤なりの解釈をご説明させていただきました。


細かいことは公開しないというお約束でブログに載せることをお許しいただいたので、詳しいリンク内容などはここに書きませんが




自分の限界ギリギリの状態から自分の身を守るために脳が感情をカットして


本来感じるべきものを感じないようにして行動を制限していたようだ


と、大体そんな風なことをお伝えいたしました。





するとお母様は


「あぁぁぁ~~」


とすごく納得したようにうなずかれました。





実は息子さん、高校に入学して間もなく志望大学をかなり高めのところに決めて


3年間ものすごく集中して勉強に励んでいらしたそうなんです。


その姿は「この子おかしくなっちゃうんじゃないか?」と心配になるほどだったそうです。


ところが受験前最後の模試が終わり受験本番に向けてラストスパートという時期に


パッタリと勉強することをやめてゲームに熱中してしまったそうなんです。





あれほど熱心に勉強していたのに、いくら模試で『安全圏』の結果をもらったからといって


この最後の大切な追い込みの時期にゲームなんて


と親御さんは心配していろいろと意見をしたそうなんですが


「僕は大丈夫だよ」


の一点張りで本当に勉強をしなくなっていたそうなんです。





そしていざ受験してみたら不合格の通知。





親としては「ほれみたことか!」と言いたくなりますよね。


あまりの落ち込みようにねぎらったり慰めたりしていらしたそうですが


心の片隅に「あの時サボらなければ…」と息子さんを責めたくなる気持ちがあるのはむしろ当然のことでしょう。





そのお母様はセッション内容の説明を聞いた後



「息子は本当にがんばって、がんばりすぎて、神経が切れそうになってしまったんですね。

 だから自分を守るために『落ちるかもしれない』という不安の気持ちを感じなくしたんですね。

 そこまで追い詰められないように親として何かしてあげられたかもしれないのに」



とおっしゃいました。




いろいろとお話しをさせていただいてからお帰りになるときに



「今日は息子に心の底から『お疲れ様。よくがんばったね』と言ってあげたいです。

 セッションを受けて本当によかった。ありがとうございました。」



と、とても嬉しい言葉を残してくださいました。



わだかまりがなくなって息子を純粋に愛する気持ちを取り戻したお母様のお顔は

とても穏やかでキラキラ輝いて見えましたよ。



お手伝いができて伊藤もとても嬉しかったです。




人は時として理解できない行動をとることがあります。


でもその裏には、いろいろと理由が隠れているものなんですね。


伊藤にとっても大変勉強になるセッションでした。





ありがとうございました。











ヒエラヒーリングルーム
  伊藤ひろみ



人気ブログランキングへ←どうぞクリックしてやってくださいまし。m(__)m