こんにちは、稗田利明です!


BOOX Go Color 7は、電子書籍リーダーの世界に新たな風を吹き込む革新的なデバイスだ。E-Ink Kaleido3スクリーンを搭載し、200g未満の軽量ボディでありながら、カラー表示が可能な点が最大の特徴である。

ハードウェア面では、Qualcomm製8コア(Snapdragon 680と推測)プロセッサと4GBのメモリを搭載。エントリーレベルのAndroidタブレットに匹敵する性能を持ち、読書デバイスとしては十分な能力を備えている。2400mAhのバッテリーは容量こそ小さいものの、1日1時間の読書で約1週間の使用が可能な省電力設計となっている。

ソフトウェア面での大きな利点は、Google Playのサポートだ。これにより、一般的なAndroidタブレットと同様に多様なアプリをインストールでき、使い勝手が大幅に向上している。ChromeなどのGoogle製アプリも利用可能で、「Androidを探す」機能も搭載されている。

一方で、いくつかの制限も存在する。OSの最適化により、待機状態ではアプリの動作が制限され、起動に20秒ほどかかる点は注意が必要だ。また、ホーム画面は独自のランチャーアプリが採用されており、変更はできない。

BOOX独自の電子書籍ストアは英語版と中国語版のみで、日本語版は提供されていない。ストアのラインナップも限定的で、最新のベストセラーは見当たらない。しかし、Google Playを通じて他の電子書籍アプリをインストールすることで、この制限は回避可能だ。

価格は4万9800円(Amazon.co.jp)と、従来の電子書籍リーダーと比べてやや高めだが、カラー表示やAndroidの柔軟性を考慮すれば、十分な価値がある。BOOX Go Color 7は、電子書籍リーダーの新たな可能性を示す製品として、注目に値する。

Citations:
[1] https://shop.boox.com/products/gocolor7
[2] https://sktgroup.co.jp/go7/
[3] https://onyxboox.com/boox_gocolor7
[4] https://onyxboox.pl/en/ebook-readers/onyx-boox-go-color-7
[5] https://www.youtube.com/watch?v=Fm3kqQIWmJI

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