「丸」が干尽の空に散って、今日で、1年
飼い主から虐待を受けて、「丸」は、ノラ犬になった。
丸の飼い主宅は、すぐ、眼の前にある。
飼い主が保健所に、「丸」の引き取り、処分を依頼したのが、2006年夏の終わり。
保健所が、「連れてきて下さい」と言われ・・
「丸」は、干尽犬の家族になった。
2006年秋、夫婦気取りの「銀」と「丸」
この首輪は、私が、丸にプレゼント。
ブログ 「丸に首輪♪」
http://ameblo.jp/hidukushi/entry-10097404611.html
すぐに、外れてしまったが。。
出逢った時、「丸」の身体には、虐待の痕があった。
固い棒で、殴られたんだろう・・
「銀」「アトム」「ソラ」と一緒に、食事をもらおうと・・
お座りして、不自由なその片手で、お手をする「丸」に、心が揺さぶられた。
健気さに、涙が出た・・
この日から、「丸」の命を巡って、元飼い主との水面下の戦いが始まった
表面上は、VS保健所だったが・・
以下、2008年5月15日のブログより抜粋
5月15日、午後3時28分、携帯が鳴った。
カズからの電話・・不吉な知らせに違いない。
開口一番「何があったと」
● 姉ちゃん、「丸」が、車に轢かれて道路に転がっている。
○ 息はしているね? 病院へ連れて行こう!
● もう、ダメ・・丸は、息絶えている。
携帯の向こうで、カズは、泣きじゃくる。
全身が凍り付いた。
何が起こったか、わかったけど、わからない。
わかりたくない・・
ただ、ただ・・涙がとめどもなく、溢れてくる。
心臓の鼓動がバクバク、音をたてている。
鼻で呼吸できない・・口と肩で息している。
まさか、これが「丸」の最後の写真になるなんて・・
2008年5月1日、食堂横にて。 「カズ」と「丸」
丸が轢かれた瞬間を、誰も目撃していない。
たまたま、慎一郎が、まつなが食堂に、遅いランチを食べに行く。
食べ終わった慎一郎が職場に戻ろうと、食堂を出る。
そして・・
道路に横たわっていた「丸」が、二人の視界に飛び込んだ。
夫に連絡。 夫と干尽に到着。
カズ、慎一郎、カズの従弟が、「丸」の傍で放心状態だった。
「丸」に駆け寄り、抱きしめる。
耳を、「丸」の身体にあてる。
丸の身体は、まだ、温かかった・・
丸、起きなさい!!!!
昨日は、ママの配食を待っていたたい。。
今日も、お肉を持ってきたよ。
丸は、反応してくれない・・
あんたと、もっともっと、一緒に過ごしたかった。
さよならは、言いたくない・・
2006年10月6日の「丸」
飼い犬時代の名前は知らない・・
この子に、名前をつけなくちゃ
手に持っていたおやつが「ささみ丸」だったので、「丸」と命名
ブログ 「誓い」
http://ameblo.jp/hidukushi/entry-10079986059.html
地べたに座り、「丸」を抱きしめている私の姿を・・
丸の元飼い主家族は、遠巻きに、眺めていた。
丸・・あんたを清掃局にゴミとしては、決して、出さんよ。
2006年夏、飼い主から、虐待の末、放置されて以来・・
あんたは、私達の家族。
ちゃんと、この手で、虹の橋を渡らせるけんね・・
5人で、「丸」を、弔った
山桜の樹の下に、「丸」は、眠っている。 合掌
銀、アトム、ブブ、太郎・・
「丸」と、みんなの分まで・・
うーんと、元気で長生きしようね
左から・・「アトム」、「銀」