湿布をたくさん「使ってはいけない」…間違えると“逆に病状が悪化する” | さようならを言う前に

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"湿布薬には血圧上昇を招く成分が入っている"

ほとんどの人は、肩こりや腰痛で湿布薬を使った
ことがあるのではないでしょうか。

薬局やドラッグストアでも市販品を購入できますから、
もっとも身近な薬といっていいかもしれません。

しかし、手軽だからといって安易に使いすぎては
いけないようです。

とりわけ、心臓にトラブルを抱えている人は注意
が必要です。

また、高血圧で血圧を下げる薬=
降圧薬を服用して
いる人も気をつけたいものです

湿布薬には血圧を上昇させたり、病状を悪化させ
たりする危険があるのです。



湿布薬に含まれている代表的な成分は「フェルビナク」
「ジクロフェナクナトリウム」
「インドメタシン」の3つですが、いずれも
「非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs=エヌセイズ)」
に分類される薬剤です。

 
 
解熱鎮痛剤のアスピリン、ロキソプロフェン、
イブプロフェンも同じ分類です。

このエヌセイズは、体内で炎症、痛み、発熱を
引き起こす「プロスタグランジン」という生理
活性物質がつくられるのを抑えることで症状を
改善します。

しかし、そのいっぽうで腎臓の血管が収縮して、
腎血流量が低下します。

その結果、体内に水やナトリウムがたまりやすく
なり、血圧の上昇や浮腫が生じるのです。




<湿布薬を多用すると、降圧薬の効きが弱くなることも>

エヌセイズが血圧に及ぼす影響を検討した報告に
よれば、平均5mmHg(ミリメートルエイチジー)
程度の血圧上昇を招くとされています。

もともと高血圧の人であれば、エヌセイズの過度な
使用は、狭心症、心筋梗塞、大動脈解離
といった心臓疾患を発症するリスクが高くなる
可能性があるのです。

またエヌセイズは、ACE(アンジオテンシン変換酵素)
阻害薬、ARB(アンジオテンシン受容体)
拮抗薬、利尿薬といった降圧薬と相互作用が
あります。



つまり、普段から血圧の薬を飲んでいる人が、
安易に湿布薬を多用していると、気づかない
うちに血圧の薬の効き目が弱くなり、血圧が高い
状態のまま過ごすことにもなりかねないのです。

さらに、先ほども少しふれたように、エヌセイズは
長期にわたって使っていると体内に水分を貯留
させます。
 
すると、頻脈などの不整脈、息切れ、浮腫といった
心不全の症状が表れる場合があります。

これは、人工透析の患者さんにも同じような症状
が見られます。体内にたまった水を一気に
吐き出したり、再びたまったりすることを繰り
返していると、心房は水がたまっている状態
に対して鈍感になり、心房細動が起こりやすく
なります。

すると、心拍出量が少なくなるので、だんだんと
心房が大きくなっていきます。その結果、
心臓の働きが落ちて血液の流れが悪くなり、
心房内で血栓ができやすくなります。
 
それが脳の血管に移動して詰まれば脳梗塞を
引き起こします。

こうしたリスクがあるため、心臓にトラブルが
ある人は安易に湿布薬を使ってはいけません。
とりわけ、近年登場した「ロコアテープ」と呼ばれる
経皮吸収型非ステロイド性鎮痛消炎剤
(一般名:エスフルルビプロフェン・ハッカ油製剤)は
効き目が強力で、2枚貼っただけで主成分の
血中濃度が飲み薬を服用した場合と同程度まで
上昇します。

そのため、「1日1回、患部に貼付」「同時に
2枚を超えて貼付しない」と、上限2枚までの
用法・用量が決められています。

 
また、心臓疾患に対してよく使われる抗凝固薬の
「ワルファリン」との併用にも注意が必要
とされています。



私も整形外科で行くたびに9袋頂いてきて、
結構あちこちに貼っています。
 
これがよく効くので、ついつい貼ってしまいます。
痛いのを我慢するのとこれらのリスク、
どちらを優先する?
 
・・・・私はやっぱり痛いのは嫌だから貼って
しまうでしょうね~~~~


 

    

 

読んでくれてありがとう~枠はkumakunさんから

 

 

 

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