「厚くお詫び申し上げます」
ビジネスシーンでよく使われる謝罪表現ですが、
実はこれ、正しい使い方ではありません。
上司や先方への謝罪メールで使用してしまうと、
相手に不快感を与えてしまうかもしれません。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240331/09/hidrei50/11/14/g/o0610015215419551372.gif?caw=800)
今回は、「お詫び申し上げます」の
正しい使い方を紹介します。
謝罪の場面で誤用しないよう、ぜひ最後までチェック
してみてくださいね!
「お詫び申し上げます」の正しい使い方
「厚くお詫び申し上げます」この表現を見たとき、
みなさんはどこに違和感を覚えましたか?
これは形容詞の使い方が間違っているんです。
「厚く」は感謝を告げる際に「厚く御礼申し上げます」
といった形で使用されます。
謝罪を述べる際は、「厚く」ではなく「深く」を
用いるのが正しい表現。
そのため、正しい使い方に直すと「深くお詫び
申し上げます」です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240331/09/hidrei50/f3/49/p/o0538018015419547644.png?caw=800)
「厚く」と「深く」を混同してしまいやすい形容詞
だと思いますが、どのシーンでどちらを用いるべき
なのかは、動作と一緒に覚えておくと記憶しやすい
と思います。
「深く」は謝罪、「厚く」は感謝の際に使用される言葉。
謝罪をする時は相手に対して頭を下げますよね。
この行動に対してふさわしい表現は、
「厚く」ではなく、「深く」。
動作をイメージして覚えれば、混同してしまうことも
少なくできます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240331/09/hidrei50/ac/4b/p/o0500014315419545766.png?caw=800)
「深く」の言い換え表現として、「心より」「心から」
という言葉があります。
「厚く」の言い換え表現としても使えるため、
覚えておくと、「深く」と「厚く」を混同して
間違えることなく使える便利な表現。
「心より」は文語、「心から」は口語で用いられる
ことも押さえておけるとさらにいいでしょう。
正しい表現を覚えてスマートに
何かミスをしてしまった時は、迅速かつ誠意の
ある対応が求められます。誤った表現を使って
謝罪をしてしまうと、さらに印象が悪くなって
しまうことも。
謝罪をする相手と良好な関係を続けていくためにも、
正しい表現を覚えておきましょう。
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