一日を終え 帰路に発つ
すれ違う車と人々の喧騒に眉をひそめる
変わらない信号機
無意識に溜息をついていることに気付く
軽く頭を振り思考を切り替えてみる
代わり映えしなかった今日に余計に苛立つ
前方のテールランプの列が更に苛だちを増進させる
…また溜息をついていた
街の景色を鬱陶しげに眺めている
窓に映る物憂げな顔に問い掛ける
いつからだろう?
こんなに無感動になってしまったのは
いつからだろう…
何もかも全てに無関心になったのは
記憶を遡り過去の自分を思い出す
好奇心に溢れ見るもの全てに触れようとしていた
何でも上手くこなせると信じていた
大事な人の為なら多少の苦痛も気にならなかった
今の自分…
…まるで別人じゃないか
年月というのはこんなにも人を変えてしまうのか
今の私を動かしている物は
当時の情熱の残りカスが燻っているのだろう
いつ消えてもおかしくはない
またあの時の様な激しさを取り戻せるのか
自ら困難に立ち向かうほどの勇気があるのか
わからない…
これから何処に向かい 何をするのか
未来の自分はこのままか これ以上か
何を手にし 何を失っているのか
そんな事ばかりが頭をよぎる
不安要素しかないのかと自虐的な微笑を浮かべ
そして皮肉めいた言葉をそっと呟く
未来の自分に向かって
元気ですか
