せこく生きると損をするという話 | ZACグループ代表取締役社長・金森秀晃オフィシャルブログ

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株式会社ZAC社長 金森秀晃のブログ。
人事制度構築、教育・研修サービスとその現場から得た気付きについて綴っています。
企業研修・コンサルティング・スクールのことから、大好きなおやつの事まで幅広いブログです。

 

先日、ある就活生からこんなことを聞かれました。

「面接などでは到底いえませんが、正直、
福利厚生と給与と休み、知名度を重視したいです。
どう思われますか?」

本音で話してくれて清々しいと思ったので(笑)、
私も本音でお答えしてみることにしました。


「別にありだけど、正直もったいない」

これが私の本音でした。


良い悪いではないので、
もちろんそのような考え方もありだとは思うのですが、
目先の損得勘定で考えてしまうと結果的に
特大の「機会損失」を生むことになることを
50近くのおじさんは曲がりなりにもわかっているからです(笑)


これも幾度となく語られることですが
「若さ」はこの世で最も「最強の資本」です。
若くて時間も体力もあるうちに、量をこなして失敗をしていかないと、
年齢を重ねてから同じことをしようとしても実際のところ
かなりハードルが高くなってしまうことが多いのです。


スポーツや趣味を思い浮かべるとわかりやすいかもしれませんが
何事も「できるようになる」「うまくなる」には、
どこかのタイミングで練習に打ち込んだり、
夢中になって量をこなすことが必要になります。

ゲーム好きでゲームに夢中になるからこそ、
ゲームオーバーを繰り返しながら工夫し続けたり、
その結果ゲームが上手になってもっと楽しめるようになったりすると思います。
スポーツでも、スポーツが楽しくて
基本に沿って鍛錬を重ねるからこそ、
試合でパフォーマンスが出せるようになると思います。

それは仕事も全く一緒で、仕事ができるようになるには(稼げるようになるには)
一時的にでも仕事に打ち込む期間も必要ということです。
(身体を壊すまで働けということではもちろんありませんよ)


その際「量をこなす体力がある」「失敗してもダメージが少ない(というかすることを歓迎される)」というのは、まさに若者の特権。


その特権を目一杯行使した先に未来の時間とお金の余裕、
将来の選択肢の広がりが生まれますので、
この特権を行使する機会を逸する選択肢をとるのは正直もったいないと思うのです。


目先の安定に「得」「楽」「安定」にとらわれず、
将来の「得」「楽」「安定」に目を向けてみると機会損失を防いで
未来の選択肢もどんどん広がっていくのかもしれませんね。


進路に迷っている方は
ぜひ参考になさってみてくださいね。


人事コンサルタント
金森秀晃