早いもので12月もあと1週間を切りましたね。
「今年こそは!」と設定した目標の達成度は、満足いくものだったりそうでなかったり様々かと思います。
私も毎年必ず、やり残したことがあるのでその度に仕切り直しをしています。
特に暦が変わる時というのは、周囲もそういうモードだったりと環境も味方してくれますし最高の機会ですよね。
一方で「今年こそは!と仕切り直すものの去年とまったく同じ目標を目指すという”デジャヴ状態”になっているんです。」
というお話を伺うことも珍しくありません。
今回はそのような時に頭の片隅に置いておきたい
励ましの言葉を共有したいと思います!
”地獄に目がけて突進しなさい。地獄は克服できるのです”
ドイツの詩人、ヘルマン・ヘッセの言葉です。
ちょっとインパクトのある言葉ですが笑
ノーベル文学賞受賞者でもあるヘッセの代表作は『車輪の下』『デミアン』など様々です。
彼の人生の大半は、繊細すぎるが故の精神の脆弱さとの戦いの連続だったと言われています。
(だからこそ、私たちの魂を揺さぶるような作品を生み出すことができたのかもしれませんね)
ヘッセの人生をかいつまんでみますと・・・
・14歳で学校を半年で脱走、その後自殺未遂
・第一次世界大戦、第二次世界大戦を経験
・反戦を訴え、祖国ドイツからの批判・中傷
などなど、書いているだけでも”地獄”のような出来事が目白押しです。
普通に考えると、このような状況下だと課題を自分から遠ざけようとしたり
自分を安定させるために出来る範囲のことだけをやろうとしてしまいがち・・・
先述したヘッセの言葉を鑑みると
ヘッセ自身も自分ではどうしようもない環境要因や
叶えたくてもなかなか思い通りにならない”地獄”と対峙し続けていたのかもしれません。
そして克服できる保証などない”地獄”を必ず克服できると信じて行動し続けていたのでしょう。
彼は決してただただ繊細だったわけではなく、とんでもないファイターだったのでは?と思えてなりません。
ここに目標に近づくヒントが詰まっていると思います!
できると信じること&行動すること
目標に至るために当たり前過ぎて見落としがちな
このふたつを同時並行で愚直にサイクルを回すことが重要なのだと
ヘッセの人生や作品に触れると改めて認識させられます。
なにか事を動かしたい、変化したいと
思うからこそハウツーを集めたり、手当たり次第に試したくなるものですよね。
そんな時こそ基本に忠実にという当たり前のことを当たり前にやっているか?
確認をしてもいいのかもしれません。
日々精進!
人事コンサルタント
金森 秀晃