5歳の子供が振りかざす!カタルシスマジック!! | ZACグループ代表取締役社長・金森秀晃オフィシャルブログ

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株式会社ZAC社長 金森秀晃のブログ。
人事制度構築、教育・研修サービスとその現場から得た気付きについて綴っています。
企業研修・コンサルティング・スクールのことから、大好きなおやつの事まで幅広いブログです。

 

こんにちは!

サロン事業部 エナジーサロンFee'z 田中稜士です。

 

皆さんは育児や仕事で、つい頭ごなしに言いたいことを言ってしまう事はあるでしょうか?

(僕はあらゆる場面で思い当たる節がちらほら...笑)

 

 

先日、息子と娘の3人で公園で遊んでいた時に"受け留める一手間"の重要性について改めて痛感させられたことがあったのでお話させていただきます。

 

それは、公園でサッカーをしている時の事でした。

 

サッカー教室に通っている息子は久しぶりに公園でサッカーをやるので、ルンルン♪と足を運ばせました。

 

そして娘を間に置いて、娘には優しくパスをするというルールで練習を開始!

「パパ見ててねー(バーン)!」と以前よりもしっかりボールを蹴れるようになった息子に感心していました。

 

すると、突然...。

 

「手使っちゃダメだよ!!!早くボール蹴って!!」と息子が怒鳴り始めました...。

 

どうやら、なかなかボールを蹴ってくれない娘に苛立っているよう...。

 

そして、ボールを抱えて毎回歩いて渡しにくる娘にしびれを切らせた息子は

「もういいよー!(怒)パパ!妹ちゃんのことおうちに連れて帰って!!」と更に怒り始めました。

 

そう言われた娘は大泣き...。

サッカーどころではなくなってしまいました。

 

 

ひとまずその場は、娘を抱っこしながらパス練習をしてやり過ごしたのですが、家に帰って「どうしてあんなに怒っちゃったのー?」と聞いてみました。

 

すると、「僕はパパに上手になったのを見てもらいたかった...。(半泣)」と一言。

あれだけ楽しみにしていたから、途中でペースを崩されて気分が悪くなってしまったんだろう。と息子の言う事にも納得。

 

僕はどうしたら娘がいる時も楽しく一緒に遊べるかなと頭を抱えました。

 

すると以前院長が言っていた言葉が頭をよぎりました。

 

 

それは、店内でMTGをしている時の事でした。

Fee'zでは、施術が終わるとその時の施術の内容や言葉掛けに対して、それがお客様にとって最善のものだったのか?を皆でフィードバックする文化があります。

 

僕はその時、スタッフの事を思って「もっとセラピストから話してあげないと、良くなっていく希望が持てなくなってしまうよ(><)」など、あれこれと対応の仕方をアドバイスしていました。

 

ですが当の本人は浮かない反応...。

 

こんなに伝えているのにどうしてだろうと悩み院長に聞いてみると、院長はこんな言葉をかけてくれました。

 

「相手に行動を起こしてもらいたければ、まずは相手の言う事をしっかり聞く事。良いことも悪いこともしっかり話させてあげる空間を作ることが稜士の役割なんじゃない(^^)」

 

 

僕はその言葉を聞いて、とてもハッとさせられました...!

振り返ってみれば、確かに今まで自分が言いたいことを伝えられればしっかりフィードバックができているのだと思い込んでいて、相手の意図や背景をうまく汲めていなかったのです...。

 

そんな自分に鞭を入れて、その後はスタッフが考えている事を都度話してもらってからフィードバックをしてみる事にしました。

 

するとスタッフは一通り施術の様子を話してくれた後に「いつもはたくさん話す○○さんが、今日は様子が違かったので寄り添ってみたんです。だけどなんだか求めていない言葉をかけてしまっているような気がして..( ノД`)」と自分が本当に行き詰まっている部分を話してくれたのです...!

 

僕はその明確になった悩みに一言二言フィードバックをすると、スタッフは水を得た魚の様に「なるほど...!今度はその部分も気を付けて聞いてみます!」と、こちらが必要以上に言わずとも前向きな反応を引き出すことが出来たのです!

 

 

この時、"受け留める一手間"の重要性に気付かされました!

 

 

僕はその出来事を思い出し、日頃息子に接する時も、

怒っている時は、なんで怒っているのかまずは理由を聞いてみる。

何かしたそうにしている時は、すぐにこうしてと言うのではなく、どうしたいか聞いてみる。

 

というように、初めに考えを聞いてみるようにしてみました。

 

 

すると、息子も自分の言い分を吐き出せて心地が良いのか、スムーズに事が運ぶ回数が比較的多くなっていきました。

 

 

そうこうして過ごし、次の休みの日。

 

前と同じシチュエーションでサッカーをやるタイミングが訪れました。

 

行きかうボールにちょこちょこ近寄る娘の姿...。

ボールを取った娘に駆け寄る息子...。

 

前回の1シーンが頭をよぎる中、様子を見ていると。

 

 

息子が"にこり"と笑って...!

 

 

「妹ちゃんどうしたの?ボールを投げたいの(^^)?」

「....こくん(頷く娘)」

「どこに投げたい?パパ?お兄ちゃん(^^)?」

「にぃにぃ(息子を指さす)」

「じゃあお兄ちゃんに投げてみようか!ちょっと離れるから待っててね(^^)」

 

と、前回の嵐のような怒号は何だったのかというほど、見事に娘の横槍をいなして見せたのです....Σ(゚Д゚)!!

 

 

その後も息子は、娘にボールが行くたびに娘のやりたそうなことを問いかけて「妹ちゃん今度はどうするー?じゃあ次はボールを蹴ってみようか(o^―^o)!!」と、なんと...娘を初めてのキックに導いたのです...笑!!

 

 

子供が親の真似をする姿を見て、受け留める順番を変えるだけでこんなにwin-winに事が運ぶのかと、改めて"受け留める一手間"の重要性を実感させられました。

 

大人になり自分の見解が増えていくと、つい自分よがりになり、相手の言い分に耳を傾けるのを忘れがちになる時もあると思います。

 

そんな時こそ、言いたくなる自分に一呼吸置いて、まずは相手の物語を存分に楽しむ時間を設けてみてはいかがでしょうか?(^^)

 

 

ZAC・Fee'zはこれからも、皆さまお1人お1人の想い描く未来に、耳を傾けながら手を差し伸べられる組織であるよう尽力していきます!

 

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田中 稜士