部下がミスをした時によく使われる「~を意識します」という言葉。
鉄板ワードと呼んでも過言ではないかもしれませんね。
上司の方々は根気強くこの言葉を何度も何度も信じ、何度も何度も”またか・・・”という状況を味わうということの連続だと思います。
いわば”意識します詐欺”状態・・・!
部下の方々にきいてみると
・ミスが起こったときは、ほんとに気を付けよう、意識しようとは思ってる
・他に気を取られるようなことがあると、意識することを忘れてしまうという意見が挙がりました。
上司の立場からしてみれば
「忘れるとかないでしょ、しっかりしてよ・・・(´д`)」
と言いたくなるかもしれませんね。
そこで今回は”意識します詐欺”の原因と対策をまとめてご紹介したいと思います!
まず「意識します」と言ったことがなぜ意識できないのか?についてです。
代表的な要因は注意するのを自分の感覚頼みにしていることにあります。
つまり意識できるか・できないかの二択で考えてしまっているということです。
すると、本人のコンディションやパフォーマンスに委ねることになってしまい、意識できる時とできない時が発生するという感じです。
ではどうすればいいのでしょうか?
①ミスが発生したらどうなるかを言わせる
すぐに対策をとらせたくなりますが、このひと手間が非常に大事です!
どういった不利益が発生するか具体的にイメージができていないと意識は定着しません。
②意識することを行動レベルで決めさせる
行動しないことにはせっかく意識すると決めたことを忘れてしまったり意識したことでの効果を測ることができません。
(意識したことが功を奏しているかどうか)行動によって意識を定着させるということですね(^^)
③行動をいつ発動させるはを決めさせる
ちょっと細かいかもしれませんが、まだ定着してないことはタイミングを逸してしまいやすいものです。
こちらも合わせて決めておくと逃さず行動がしやすくなります。
いかがでしょうか?
上記のポイントを押さえることで”意識するのは気持ちの問題ではなくて行動の問題だった”ということが言えると思います。
ただ自分の頭の中で思うだけではなくて行動を取ることが”意識する”の証明だったと体感でき、スタッフに定着するように思います。
ぜひ活用なさってみてください!
人事コンサルタント
金森秀晃