「例にならえ族」大量発生 | ZACグループ代表取締役社長・金森秀晃オフィシャルブログ

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株式会社ZAC社長 金森秀晃のブログ。
人事制度構築、教育・研修サービスとその現場から得た気付きについて綴っています。
企業研修・コンサルティング・スクールのことから、大好きなおやつの事まで幅広いブログです。

 

最近、若手の研修をやっていて感じることがあります。


それは…

「例」がないと全く筆が進まない

という方がとてつもなく増えてきたということです。



例えば研修中のワークにおいて、
「~の課題について考えてみましょう」
というものがあったとします。


それについて、
例)~~~がないのが課題だと感じる
というように、回答例がないと何を書いていいかが全くわからない
という方が増えてきているのです。

いくら
「正解はないからまず自分の考えを書いてみてください」
といっても、とにかく書けない。
(一部、例がなくて研修がわかりにくかったと
アンケートに書いていただくことも!笑)


逆に、例を書いておくとその提示された例に
あまりにも忠実に習おうとするので
受講者独自の考えを引き出せないこともありますね。


なぜそんなことが起こるのか?


要因は色々とあると思いますが

「そもそも自分の考えを持つことに慣れていない」

これが要因の一つであることは間違いないでしょう。


少々言葉は強烈ですが…
「SNSでインフルエンサーの勧めるものを買い、
インフルエンサーが良しとするものを良しとする。」
というような生き方は
目の前の課題を分解し、人の思惑などを考え、
自分で意思決定するという工程を一切踏まずに
なんとなく勝ち馬に乗ったような気分に浸れる
麻薬のようなものだと思っています。
(しかもそういう意識もなく!)


ですが、実際はそんな美味しい話があるわけもなく
自分で見る目を養い、自分で判断する術を身につけるしかありません。
その術がなければ、どこかで割を食うのは目に見えています。
(そのままいくとどんどん人生における選択肢がなくなってしまいますよ)


「あ、自分やばいかも…」


と思った方は今からでも遅くありません!


一緒に、意思決定の技術、
現代社会における必携のサバイバル技術を学びませんか?

 

 
人事コンサルタント
金森秀晃