皆さんには「座右の銘」はありますか?
ある方もない方もいらっしゃるかと思いますが、
一つくらいもっていても損はしないものですよね!
なぜなら、たった一言で…
・意気消沈しているときに見える景色を変えてくれる
・判断を誤りそうなときは諫めてくれる
・諦めそうになったら励ましてくれる
そんな頼れる参謀のような存在になりえるからです。
ご存知の方も多いかとは思いますが
「座右の銘」という言葉の由来を考えてみるとわかりやすいと思います。
元々は昔の位の高い方(皇帝など)が銘(いわゆる上等な高級品のようなもの)に
自分が尊敬する過去の人の言葉を記して自分の右側に置いたことが由来と言われています。
位の高い人の参謀役のような方は「右腕」というくらいで、
右側=自分がもっとも信頼する補佐役などを座らせる場所です。
このことから、自分にとって重要な右側に置くほど大切な言葉という意味で
座右の銘と言われるようになったといわれているわけですね。
そう思うとなんだか急に座右の銘の捉え方が変わって
心強く頼もしい存在になってきませんか?笑
もちろん素敵だなと思った言葉を座右の銘としてもよいのですが、
人生を好転させる参謀役のような存在になってもらうとしたら
ポイントとしては、弱い自分、ずるい自分、怠け者の自分をよく研究して
ダメになりそうな自分を変えてくれる言葉にするということですよね。
例えば自分はいつも自分が正しいと思いがちで
それで失敗することが多いなと気付いたとしたら、
老子の「自ら是とする者は彰かならず」、
(意味:自分を正しいとする人は自分の正しさが世間に認められない)
などの言葉を座右の銘とするわけですね。
そのためには
①自分の弱さのあくなき探究
どんな時に諦めたくなるのか、どんな時によく判断を誤るのか、
どんな時に譲れなくなるのか、どんな時にキレてしまうのかetc
②偉人の名言や尊敬する人の言葉の探索
この二つを同時に進めるというのがよいのかもしれませんね♪
①を真剣にやっているときっと②の方から歩み寄って現れてくれますよ(*^^*)
何かを変えたり、新しい自分になるにはとってもいい季節ですから
皆さんのことを助けてくれる素敵な言葉にたくさん出会えますように!
人事コンサルタント
金森秀晃