”それは現場ではできません!”という上司、どうする? | ZACグループ代表取締役社長・金森秀晃オフィシャルブログ

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株式会社ZAC社長 金森秀晃のブログ。
人事制度構築、教育・研修サービスとその現場から得た気付きについて綴っています。
企業研修・コンサルティング・スクールのことから、大好きなおやつの事まで幅広いブログです。

 

「これだと現場では対応できません」
「現場が回らなくなるから無理です」
という感じで、現場のことしか考えられない
マネージャーがいるんです。
組織のことをもう少し考えるようになって欲しいんですけど
どうしたらいいでしょうか?
というお悩みをよく伺います。

「こんな内容では対応できない」と断ってくれる上司は、部下からすれば上司の鑑なのかもしれません。
ですが現場のことや自分の部署のことばかりに気を取られてしまうのは、
組織全体のことを考えると、部下の成長する機会を減らしてしまったり
組織を停滞させてしまいかねず考えものですよね。
これは、現場経験が豊富で、その中で辛い思いをしてきからこその盲点であり、
現場で働いていた(いる)時の意識のまま管理職となってしまうために起こります。

では、現場を守りすぎるマネージャーが組織のことも
考えられるようにしていくには、どうしたらいいのでしょうか?

ポイントはマネージャー本人のギャップをつくることです!
本人が対応しない選択をした場合はどうなるかと、
本人が目指しているチーム像だったらどういう選択をするか
の2点を考えさせます。

すると、理想に近づかない選択だということを
自ら気づき、少しずつですが対応が軟化していきますし、
眼前のやりやすさだけで対応できるできないを判断するのではなく
目指す在り方から下って負荷を引き受けられるようになっていきます。

最初はこれまでのクセでついやりやすさ基準に陥ってしまいがちですが、
プレイヤーの時の視点とマネージャーでのそれとは違うというのが
ギャップをつくることで少しずつ定着していくと思います。

これからの組織をつくる同志として、
考えさせるフォローに活用いただけたら幸いです!

人事コンサルタント
金森秀晃