頑張って変わろう!とせずに、●●を変えよ! | ZACグループ代表取締役社長・金森秀晃オフィシャルブログ

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株式会社ZAC社長 金森秀晃のブログ。
人事制度構築、教育・研修サービスとその現場から得た気付きについて綴っています。
企業研修・コンサルティング・スクールのことから、大好きなおやつの事まで幅広いブログです。

 

「環境選びは慎重にしましょう。なぜなら、環境はあなたを形づくるものだからです。
友達選びも慎重にしましょう。なぜなら、あなたはその人たちのようになるからです。」
(実業家・W・クレメント・ストーン)

このような名言にもあるように、環境が人間に与える影響は計り知れません。

わかるような、「でも実際そんなに変わります?」とも思えるような。笑
私も半信半疑だったこともあるのですが、
なぜ環境が人を作るのか、その理由を伺った際、非常に合点がいったことをよく覚えています。

なんでも環境というものは、人間の「無意識領域」に働きかけるものなのだそうなのです。

信じられないかもしれませんが、この無意識というものは、
非常に強力に人間の行動や思考に影響をもたらすということが
様々な研究で証明されています。

例えば…
冷たいドリンクを持っている人よりも、温かいドリンクを持っている人の方が、
温かくて親しみやすい人だと判断されり、
微かな洗剤の匂い一つで、いつもよりかなりきれいで清潔だと感じたり、
だいぶ、いい加減な判断と言わざるを得ませんが、
いわゆる、「第一印象」というものはそういうものですよね。

部屋を片付けた方が良い、定期的に物を捨てたほうが良い、
部屋の乱れは心の乱れ、色々な言い伝えがありますが、
実際、物理的に散らかった環境にいると注意力を奪われ、
パフォーマンスが下がり、ストレスが増加するという研究結果も出ています。

つまり、環境は人間の潜在意識に影響を与え(第一印象のような印象を残すということですね。
もはやこれは動物としての本能のようなイメージなのかもしれません)、
潜在意識は意識として表面化される間もなく、私達の言動に影響を与えるということです。

当然私達は潜在意識をどうこうすることはできませんから、
目に見える環境を変えることで、潜在意識に働きかけ、
私達の言動をよい状態に改変していくというプロセスが
いかに合理的かということがわかります。

掃除しなきゃなぁと義務的に思うと、テンションがあがりませんが、
自分の潜在意識に働きかけると思ってやると、
なんだか気持ちよく片付けることができそうですね♪


人事コンサルタント
金森秀晃