人事制度の形骸化を防ぐ秘訣は、「◎◎」を度外視すること! | ZACグループ代表取締役社長・金森秀晃オフィシャルブログ

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株式会社ZAC社長 金森秀晃のブログ。
人事制度構築、教育・研修サービスとその現場から得た気付きについて綴っています。
企業研修・コンサルティング・スクールのことから、大好きなおやつの事まで幅広いブログです。

そろそろ、評価シーズンが始まりますね。

人事の方は準備で大忙しの時期なのではないでしょうか。

 

この時期は、来年度、再来年度に向けて、

評価制度の修正、再構築のご相談が増えてくる時期でもあります。

 

そんな、人事評価制度の再構築等でご相談をいただく際に、

よくあるご相談がこちら…!

 

「もっと運用しやすい制度にしたい」

「もっと正確に評価できる制度にしたい」

「もっと評価しやすい項目にしたい」

 

もちろん、いわんとすることはよくわかるのですが、

実は、それらを軸にして考えてしまうと形骸化まっしぐら!ということも、

コンサルタントとしては伝えておかなければならないところです。

 

 

なぜか?

 

それは、本来の評価制度の目的を逸脱して、

どのような効果を出したいか、ではなく、

「目の前の効率」を重要視してしまっているからです。

 

いかに運用しやすく、正確な評価ができて、評価しやすいものだとしても、

それで、経営目的を果たせなければ意味があるとは言えません。

 

人事評価制度はあくまでも、手段。

経営目的を果たすために、必要な人材を育成する手段です。

この目的に則した構造になっているか、

この目的に則した運用がなされているか、

そこを私達は追求し、修正し続けていく必要があります。

 

それさえあれば最初はあまり出来のよいものでなかったとしても、

数年後、きっと納得度も高く、目的も十分に果たせる仕組みになっていることでしょう。

 

そういう意味では、

人事制度の形骸化を防ぐ最大の秘訣は、

「運用のしやすさ」を度外視すること!

と言えるのかもしれませんね。

 

「運用しやすさ」ではなく「目的に沿った」人事制度、

ぜひ、一度、この観点から見直してみていただければと思います♪

 

 

人事コンサルタント

金森秀晃