”やる気”って本当に必要? | ZACグループ代表取締役社長・金森秀晃オフィシャルブログ

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株式会社ZAC社長 金森秀晃のブログ。
人事制度構築、教育・研修サービスとその現場から得た気付きについて綴っています。
企業研修・コンサルティング・スクールのことから、大好きなおやつの事まで幅広いブログです。

 

やる気が出なくて行動ができない
もう少し部下にやる気を出して欲しい
など感じたことがある方、少なくないと思います。

やる気を出す方法をネットで検索してみると、
ご褒美を設ける、テンションの上がる音楽をかける、タスクによって着手時間を変えるなどなど、様々な方法がヒットします。
それだけ、多くの方が行動できない要因としてやる気の有無を重要視していると言えるのかもしれません。

ですがこの「やる気」、行動に関係がないとしたらどうでしょうか?
東京大学教授で脳研究者の池谷裕二さんは、
やる気は科学的には存在しないと述べています。
自ら壁を作っている状態なのだそう。

仕事、勉強、家事などのやらないといけないことは、最初は面倒でも、やりはじめると気分がノッてきて作業がはかどるといった経験はありませんか?
そうした行動の結果を「やる気」が出たから…と考えているのだそうです。
わざわざ「やる気を出す」ための特別な方法を取ろうとする前に、行動してしまうというのが一番手っ取り早いと言えるように思います。

そうは言っても、わかってるけどできないのが人間(T_T)
やる気がなくても行動できる状態を作るには、なんといっても習慣化。
このことで、「やる気」がいらない状態を作っちゃおうということですね。
だから、人それぞれに面倒と思うことに対して、行動するための抵抗感を
分解して少しずつ慣らしていくことでシームレスに行動できるようになります。

やる気がない人を咎めるでもなく
やる気が出ない自分を責めるでもない。
やる気の正体を知って、次のステップにしていただけたら幸いです!


人事コンサルタント
金森 秀晃