下手でも、不器用でも、挑む姿勢は人の魂を揺さぶる | ZACグループ代表取締役社長・金森秀晃オフィシャルブログ

ZACグループ代表取締役社長・金森秀晃オフィシャルブログ

株式会社ZAC社長 金森秀晃のブログ。
人事制度構築、教育・研修サービスとその現場から得た気付きについて綴っています。
企業研修・コンサルティング・スクールのことから、大好きなおやつの事まで幅広いブログです。

先日、ある介護老人保健施設の今年度の全日程が終了しました。

 

リーダークラス、中堅クラス、テーマ別として接遇マナーの研修ということで
それぞれ複数回にわたりトレーニングを積み重ねて参りましたが、
そんな中、非常に印象的な受講生がいまして、今日はその方に焦点をあてて、書いてみたいと思います。

 

彼は、人前にたって話すことやリーダーシップを取ることが苦手で、
最初のプレゼンテーションなどは、本当にみているこちらがドキドキしてしまうほどの佇まいでした。
しかし、彼は、仕事に厳しい看護部長が
「彼はとにかく素晴らしい介護をする。全職員のお手本だ」と称するほどの腕前とハートの持ち主。

 

回を重ねるごとに、
顔をあげて話せるようになり、
手を握りしめることなく話せるようになり、
最初はぎこちなかったけれど(笑)笑顔を向けて話せるようになり、
最後は堂々と、本当に自分の声、言葉で、思いを語れる人間になりました。
一つひとつ、挑み、一歩一歩、成長し続けたのです。

 

登用,人材,どんな

 

彼は自分はまだまだとおっしゃると思います。
たしかに、プレゼンの「技術」としてはまだまだ改善の余地はあるでしょう。

しかし、プレゼンテーションは、決してうまい、下手ではなく、
自分の声、言葉で話しているか、が何よりも重要なポイントです。
下手でも、不器用でも、本気で挑む姿勢は人の魂を揺さぶるのです。

 

彼の言葉には私自身はもちろん、法人の担当者でもいらっしゃる看護部長の心も揺さぶりました。
どこまでも、それこそスタッフの母親のように(笑)
愛情深く見守っていらしたからこそのお言葉のように思いますが、このようなメッセージを頂きました。

 

「この研修を通して一人ひとりが自分と向き合ってる真剣な姿を見て私は感動しました。
今まで、色々な研修を企画・実施してきましたが、こんなに感動した研修はありませんでした。
思わず涙してしまい言葉がつまってしまいました。最後のプレゼンで皆の心が1つに繋がったような気がしました。
金森先生の人の心をつかむ講義が私達の心までも魅了させ、突き動かされました。
今後、この研修を活かし、さらなる一歩を進む為にご相談させていただきたいと思っております。
ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。」

 

 

私もメッセージをくださった担当者の方と同様、
講師をしていて胸が熱くなりすぎて涙が出てきそうでした。
(ギリギリセーフでしたが・・・笑 危なかったです!)

 

いつも最高の刺激をありがとうございます!

 

私も彼のように一つひとつ挑み、成長し続けます!
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします(^^)/

 

人事コンサルタント
金森秀晃