自分で考え、動ける人材育成のために | ZACグループ代表取締役社長・金森秀晃オフィシャルブログ

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株式会社ZAC社長 金森秀晃のブログ。
人事制度構築、教育・研修サービスとその現場から得た気付きについて綴っています。
企業研修・コンサルティング・スクールのことから、大好きなおやつの事まで幅広いブログです。

 

最近の新人スタッフは、どうも受け身な子が多くて・・・ 

もう少し積極性があると、成長できそうなんだけどなって子が多いんですよね。

 というお話をよく伺います。 

 

上長の立場からすると、 

先輩スタッフの動きを見て学ぶとか、 

教えられなくてもいくらでも学び方はあるのに、 

言われたこと以外でも、やれることを探してほしい。 

というのが本音だそうです。 

 

対して新人スタッフの言い分としては、 

「教えられてないからできない」 

というものです。 

 

新人スタッフを育成するのは、

 ついていく彼らも大変かもしれませんが、

 育成側の上長たちの大変さは、それ以上のものだと思います。 

(次世代を育成しようとする、影の取り組みに、いつも頭が下がります) 

 

新人スタッフを擁護する意ではなく、 

考えて動ける人材育成をする目的から考えて、 

私見を述べるなら、 

ある程度の社会経験があれば、 

今の状態でも考える材料を集め、 

自分で考えられるかもしれませんが、

 社会経験のない新人は、 

仕事の構造を考えるモデルがないゆえ、 

育成側の歩み寄りが必要かもしれません。 

 

となれば、

少しでも早く 考え、動けるようになってもらいたい!!! 

という所ですよね(^^) 

 

解決策としては、仕事の全体像を把握させることです。 

医療・介護の業界は特に、慢性的に人手不足ということもあり 

全体像の把握は、ある程度経験を積んでからで、後回しになり、 

経験が浅いうちは、とにかく遂行するために、

 仕事を細切れにしてやって欲しいことを渡す、となってしまうことが多いように思います。 

 

目の前の仕事をやってもらうだけなら、 

全体像の把握は不要なのですが、 

考えて動けるようになるには、 

自分ががやってることが、全体のどこに当たるかを教える事の方が、 

時間はかかりますが、長い目で見たときに汎用性が高いように思います。 

 

理由としては、全体像が把握できていると 

自分の担当の前後で何が起きているかを想定し、 

受け入れる準備と、次の人にどのように渡したら

効果的なのかを考えることができるからです。

 

 自分で考え、動ける人材が育つ。

今まで後回しにしがちだった部分にこそ、 

あえて取り組んでみると、違った結果が得られるかもしれません。

 

人事コンサルタント

金森 秀晃