接遇の肝は「空間管理」にあり!?医療・介護業界における接遇で最も気をつけるべきこと! | ZACグループ代表取締役社長・金森秀晃オフィシャルブログ

ZACグループ代表取締役社長・金森秀晃オフィシャルブログ

株式会社ZAC社長 金森秀晃のブログ。
人事制度構築、教育・研修サービスとその現場から得た気付きについて綴っています。
企業研修・コンサルティング・スクールのことから、大好きなおやつの事まで幅広いブログです。

今日は、弊社の接遇マナー研修で
最も「気付きを得た!!」という感想の多いコンテンツをご紹介します。
 
 
突然ですが、あなたは「パーソナルスペース」という概念をご存知でしょうか?
 
 
人間は社会的な動物ですから、
「テリトリー意識」というものが存在します。
 
なんだかちょっと意外ですよね。
 
 
例えば・・・
見ず知らずの方とお話をするときは、
たいてい少し物理的距離感を保ちながらお話したりしませんか?
 
逆に親しい人とお話をするときには、
 
非常に近い距離感で寄り添ったりもするかもしれません。
 
その心理的距離感のことを専門用語で
「パーソナルスペース」と言います。
 
その距離感は大きく分けて3つ。
 
・密接距離(0~45cm)⇒ごく親しい人(恋人や家族)の距離
これはやっていただけるとわかるのですが、「かなり近い」です!
小さい前ならえをして相手にギリギリまで近づいた距離感です。
 
・個体距離(45cm~120cm)⇒親しい友人の距離感
仕事帰りに、親しい同僚と「これから飲みにいこっか」という距離感をイメージ頂くとよいかもしれません。
イメージとしては片手をあげたときくらいの距離感です。
これも比較的近いと感じる方が多いかもしれません。
 
・社会距離(120cm~360cm)⇒初めての方、まだあまり親しくない方との距離感
お互いに片手をあげた状態の距離感です。
名刺交換をするときのイメージではないでしょうか。
 
 
ここで皆さんに気付いていただきたいこと。
 
それは、医療・介護業界においては、
初めての方、またはそれに近い方に対して、
密接距離で接する必要がある場合が多分にあるという事実です。
 
 
だからこそ、
身だしなみ、応対マナー、気を遣わせないコミュニケーション、
そういったところには、とりわけ配慮が必要なのです。
 
このパーソナルスペースという概念を理解するだけでも、
接遇や振る舞いに対しての意識が高まるのではないでしょうか。
 
 
普段から気にかけていらっしゃるとは思いますが、
この概念を知り、もう一段意識を高めて普段の振る舞いを振り返る
新しい発見があるかもしません!
 
 
是非、試してみてくださいね!
今まで、なぜかうまく行かないと思っていた課題が解決されるかもしれませんよ♪
 
 
人事コンサルタント
金森秀晃