相手が答えやすい「質問力」を | ZACグループ代表取締役社長・金森秀晃オフィシャルブログ

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株式会社ZAC社長 金森秀晃のブログ。
人事制度構築、教育・研修サービスとその現場から得た気付きについて綴っています。
企業研修・コンサルティング・スクールのことから、大好きなおやつの事まで幅広いブログです。

質問上手は、円滑なコミュニケーションが取れる。

「もう知ってるよ~」という声が聞こえてきそうなほど 笑

みなさん周知のことかもしれませんね。

 

質問には

①オープンクエスチョン

相手の答えが限定されない、相手が自由に答えられるような質問。

基本的に5W1H(いつ?・どこで?・だれが?・何を・どのように?どうした?)を尋ねるのが特徴。

 

②クローズドクエスチョン

「はい」または「いいえ」で答えることが多い。

質問する側が、情報収集をする場合に用いられることが多いのが特徴。

この2種類があります。

 

 

この2つの質問はバランスが大事!

オープン質問ばかりでは話が進まず問題がはっきりせず、クローズ質問ばかりでは相手が警戒してしまう・・・なんてことも多いです。

 

コミュニケーション研修などで、参加者の皆さんにロープレをしていただくと、このバランスを整えることで、見違える方がたくさんいらっしゃいます。

 

質問のバランスについて、

ポイントを掴むとグッとよくなる代表例が

上司と部下間のコミュニケーションです。

 

よく上司側にありがちなのが、「○○はやったのか?」といった、単に行動を確認するだけのクローズドクエスチョンばかりになってしまう現象です。

役割として、部下を管理しなければならないという立場にあるので、こういった質問を投げ掛けることが多くなってしまうのは仕方がないかもしれません。

 

とはいえあまりにもこういった質問が多すぎると、部下は無意識に圧迫感を感じ、自分の頭で考えることを放棄するようになってしまいます。

 

 

そんな時には「○○はどうなっている?」というように、相手に答えを引き出させるようなオープン質問を投げ掛けると相手の思考も深くなります。また、同じ目線で話しているような感覚を持てるので、安心できるコミュニケーションが成立しやすくなります。

 

最近、部下の元気がない、モチベーションが落ちていると感じる上司の方、一度振り返ってみるといいかもしれません。

 

もちろん、部下側も上司側が確認しやすいように、

ホウ・レン・ソウはこまめに・早めにするのも大事ですね。

 

仕事の場面以外でも、家族や友人との通常の会話の中でオープン質問とクローズ質問を意識的に織り交ぜて使うとなにげない会話が盛り上がるかもしれません。

よかったら、ぜひ活用してみてくださいね。

人事コンサルタント 金森秀晃