サムライジャパンの理念 | ZACグループ代表取締役社長・金森秀晃オフィシャルブログ

ZACグループ代表取締役社長・金森秀晃オフィシャルブログ

株式会社ZAC社長 金森秀晃のブログ。
人事制度構築、教育・研修サービスとその現場から得た気付きについて綴っています。
企業研修・コンサルティング・スクールのことから、大好きなおやつの事まで幅広いブログです。



「理念の共有こそが、会社全体をあたかも一つの生命体のように機能させる。」


稲盛和夫氏の言葉だ。


先日、

村井さん(現・Jリーグチェアマン。元・リクルートエージェント社長)、そして奥様と飲ませていただいた。

(リクルート出身の女性起業家がやっているお店で、既に銀座に3店舗目!すっごくいいお店だったので、興味のある方は是非!)



面白い話を聞いた。


現在、

村井さんがマネジメントする組織は、

専門家集団であるが故に機能が縦割りになってしまう傾向がある。


そこで、

そうした垣根を取り払いフラットな関係性を強化するために、


休日にBBQを開催してみたり…

チェアマン室を取り払ってみたり…などなど、


実に様々な取り組みをなさったそうだ。


が、

どれもイマイチ功を奏さない。


責任者として、

次から次へと処理しなくてはならない業務も絶えないなか、

(おそらく、マスコミなどの対外的なプレッシャーもハンパじゃないだろう。)

今一度、

そこにいる人間一人ひとりを尊重し、「観察」してみた。


「彼らは、そもそもなぜここにいるんだ?」


そこで、あることに気が付く。


人間性や能力は多種多様であったとしても、


「無類のサッカー好き」

「日本のサッカーを良くしていきたい!」


という点に偽りはない。


我々は、そこで繋がっているはずだ、と。


そうした普遍的な「理念」に繋がる、

一人ひとりの「思い」に改めて気が付いた村井さんは、


オフィスの床の色を競技場の芝と同じグラデーションの入った緑に変えた。


もちろん、

「普遍的な理念」の明確化の成果は、

オフィスの床に止まらず、

様々な施策に拡散していることだろう。


組織の運営に対する責任感と、

そこに在するチームスタッフへの尊重(愛情)が為せる、

実に村井さんらしいハナシだと思い、

とても勉強になった。


ありがとうございました!