たくさんの方々とお話しする機会をいただく。
先日、
ある病院の看護部長にお話を伺った。
着任当時は、
まあ、にっちもさっちもいかない状況だったらしい。
改善が必要なことがあっても、問題視されない。
問題視しても、誰も聞いてくれない。
誰かに話しても、分かってもらえない。
分かってもらえるよう頑張っても、邪魔が入る。
それでも頑張って伝えていたら、「もう辞めます」と言われる。
ってなことの繰り返しだったようだ。
それでも、
取り組むことを止めない人たちがいる。
問題の本質を改善しようとしている者の闘いは、
いつも孤独だ。
僕は、
そうした過程を聞かせてもらえることをとても光栄に感じている。
実際、
この時も「最前線で戦う女性は強いな~」と感心しながら、
僕自身が勇気をもらっていた。
『孤独なくして、意義ある仕事は不可能だ』
とはピカソの言葉だ。
そうした覚悟が、
心のこもったコミュニケーションに繋がり、
真の信頼関係を築くのかもしれないね。
写真は、
ある調剤薬局さんの合同研修。(200人弱)
スゴイよ、ここ。
研修後の懇親会では、
肩書きの上の方から席を立って、
いろんなテーブルにビールを注ぎにいってたよ。
(逆のケースを目の当たりにすることは、しばしばいや、別にいいんだけどさ、そっちが普通だろうから。)
僕、
一番偉い人たちがいるテーブルに席をいただいたから、
みんないなくなっちゃうんだけど、
入れ替わり立ち替わり、
すぐに誰か来てくれて話をしてくれるんだよ。
しかも、
自然体で。
「強さ」は、現在の状態ではない。
現状を捉え、どう取り組んでいくかという過程こそ、
真の「強さ」のなのだろう。