先日、
ウチの採用面接に大河ドラマ「平清盛」にチョイ役で出演なさったという俳優さんがいらっしゃった。
イギリスに単独で渡り、自ら売り込んで劇団に在籍していたというほど根性がある方で、俳優業が安定するまで働かせて欲しい、ということだった。
(写真の方は、阿部サダヲさんだから違うよ。)
(お昼過ぎまでしか働けない、ということだったので生憎…だったが、本当に人間的にイイ男で、今後、彼の舞台は観に行き応援していくという約束をさせていただいた。)
そこまでして、
経験を積もうとしている方がいる一方、
最近のキャリア相談において、
すぐにでも職につかなくてはならない状況ながら、
条件面を一切譲らずに、
1年以上も求職活動なさっているという方もいらっしゃる。
日々のカウンセリングにおいて、
一方的に「正論」を述べることはまずないけれども、
僕の個人的な意見は、
「社会に求めていただけるなら、なんでもやれ」だ。
(その結果、本当の「条件」も見えてくるはず。)
(そして、その新たに見えてきた条件が「信念」として、採用者やお客様に伝わるはず。)
(まぁ、その方のニーズに合わせて話すから、
こんな言い方絶対にできないけどね。
相手が、部下とか後輩でもなければ。)
学生時代、
道場に入り浸っていた僕のような人間には、
極真会館に降ってきた仕事が割り当てられることが、ままあった。
んで、
ディスコの黒服…
不動産占有者との交渉…
(この仕事のために、宅建まで取らされるハメに…)
ボディガードまで…
もう、与えられた仕事は何でもやる何でも屋みたいなモンだったけど、
(まあ、特殊な上下関係がそうさせた、ってのもあるかも…)
そこでの経験は、
今、相当効いてる。
今現在、
「大満足の人生」を送っているんでなければ、
そこに対価が発生しようが否が、
求められたら、
できるだけ応えたほうが、
絶対にお得っだと僕は思う。
だってさ、
ニーズがあるわけでしょ?
そこに適正価格をつけて自分の価値を上げていくのには、
相場観ってヤツが必要じゃん。
そいつを得るためには、
「場数(ばかず)」は有効な手段の一つだ。
求職者の皆さん、
普段、あなた方のニーズに合わせて言葉を使い分けますが、
(ですから、欲しがっている方には厳しいこともちゃんと言います。)
ここだけのハナシ、
労力は支払ったモン勝ちでっせ!
(もちろん、目的意識を持って、ね。そうじゃないと、単にヤられるんで。)
(そうして困難や現実と向き合ったほうが、
早めに生き抜くスベを得られまんがな~)
(え~関西圏の方々、一切他意はございません。
なんかお得な情報を、ってな按配にしようと思ったら自然にこうなった次第でございまする…お許しを…)