遠心神経と求心神経 | ZACグループ代表取締役社長・金森秀晃オフィシャルブログ

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株式会社ZAC社長 金森秀晃のブログ。
人事制度構築、教育・研修サービスとその現場から得た気付きについて綴っています。
企業研修・コンサルティング・スクールのことから、大好きなおやつの事まで幅広いブログです。


ZACグループ代表金森秀晃オフィシャルブログ「リアルライフ」-"銀座ロイヤルスクール"

毎週やっている、

業界を超えた経営者会議だけど、

今回珍しくみんな真面目に議論したし質問が多かったから、

簡単に書いておくね。


脳が決定を下し、

体が実行する。

こうした錯覚は、

体を崩壊させる…

ってな前置きから始まったのだよ。


「健康」とは、

「状態」のことであって、


常にどこに問題があるのか、

その問題に対してどう対処するのか、

を把握できている状態のことだと思う。


つまり、

組織の戦略立案において、

「戦略」と「実行」を完全に分けて考えるのは、

非常に危険じゃないかしら、と思うのよ。


トップの意思決定から、

それぞれの階層における決定が繋がっていなくてはならないのは、

言うまでもないけれど、

それぞれの階層に「決定権」を持たせなくてはならない。


例えばウチでは、

顧客管理において、

事業部ごとにフォーマットをつくり、

それを使うミーティングのシステムまでは設定してあるんだけど、

事業部によっては、

さらに、

顧客特性によって3分割して、

よりキメの細かいサービスができるように開発しているところもある。


そして、

その顧客満足度の変化は、

しっかり僕のところまで上がってくるようになっている。


こーいうやり方を、

なんか難しい言葉で、「選択ーカスケード・モデル」って言うらしいんだけど、ショック!

まあとにかく、

スタッフ一人ひとりが「体」であると同時に「脳」でもある状態をつくるってことだね。


ちなみに、

トロント大学のロジャー・マーティン学長が、

より良い選択のカスケードを4つ示してるんで紹介するよ。


1、すでに試された決定とその理由について説明する。

2、すぐ下の選択を明確に特定する。

3、必要があるときに下の選択を助ける。

4、下からのフィードバックを意思決定に反映させる姿勢を示す。


写真は、

先日六本木ヒルズで開催した銀座ロイヤルスクールのセミナーの様子。