ヴァンに注がれた熱意 | ZACグループ代表取締役社長・金森秀晃オフィシャルブログ

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株式会社ZAC社長 金森秀晃のブログ。
人事制度構築、教育・研修サービスとその現場から得た気付きについて綴っています。
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アメリカ・サンタバーバラ13時より六本木ヒルズでのセミナーについて森ビルのO氏と打ち合わせ。

このO氏、おっとりしたイメージのある会社のエリート社員と思っていたら、とんでもない。

無難にこなすつもりでいつものように頑張ってさわやかそうにしていたのに、話が終わる頃には熱くビジョンを語ってしまっていた。

彼の状況判断と頭の回転の速さに引き込まれてしまったのでした。

ついていけないから熱意でカバーするしかない、というわけだ。
やれやれ。

僕はことごとく、熱意を言い訳にしてきた節があるが(Fee'zもfeel zeal=熱意を抱く、を縮めたもの)、なぜかそれを発するものに無条件に惹かれてしまう。


ヒッチコック監督の「海外特派員」に注がれた熱意で僕は彼にハマった。
この映画、暗殺現場に群れる傘、
数ある中で一つだけ逆回転する風車、
などヒッチコックのビジュアルセンスが取り沙汰される映画だが、

アルバート・バッサーラ扮するオランダの政治家ヴァン・メイアに対する人物描写は脇役に対するソレではない。

昔から、主役を引き立たせるために脇役の描写をいい加減にしている作品には映画だろうが小説だろうがドラマだろうが漫画だろうが、嫌悪感を抱いてきたが、ヒッチコックの作品はそれを払拭してくれる。

60億の価値観が交錯する現代、
自分以外の存在が軽く見えてしまう時があるのはやむを得ないのかもしれない。

僕にもそう思ってしまう時が確かにある。

が、それを強さと勘違いしてしまう自分にはとことん闘いを挑みたい。

[写真]アメリカのサンタバーバラ