なんか、
繊細で傷つくよりも、
「鈍感」でいるほうがいい、
っていうような本が売れてるんだってね?
それって、
「傷つく」ことが、
感性を高めて人生を豊かにする、
だから、
「タフ」になった方がいい、
ってこと?
だったらいいけど、
「自己中」になった方がラク、
っていうんだったら、
僕は、
違うと思うんだよね。
壁を作って防御して、
自分の情報だけに敏感になっても、
いずれ、
周囲と適応できなくなって、
あとで辛くなるだけのような気がするよ。
逆に、
繊細すぎて傷つく、
ってのも、
結局「自分の情報」だけに、
敏感になっているのは同じで、
しっかり「人」を見ていないし、
受け止めていない。
だから、
自分がどう思われているのか、
ばかりが気になって仕方ない。
でも、
しっかり「人」をみれば、
多くの人が自分のことでいっぱいいっぱいで、
そんなに相手のことを洞察した上で、
評価しているわけではないことに気が付くはずだ。
そういう目で見ると、
人のイタミを受け止めてあげることも、
価値観に理解を示すこともできるかもね。
「違う」のが当然、
「分かってもらえない」のが当たり前、
だからこそ、
苦しみながらも、
おんなじ方向を見ようとすることに意味があるんじゃない?
恐れちゃいけない、
あきらめちゃいけない、
人間は可能性の塊だ。
自分の対応を変えれば、
きっといろんな表情を見せてくれるはず。
「鈍感」になって逃げてラクをしないで、
変化し続けられる勇気を持って欲しい。