分かったようなことを言って、
そこに留まる聖地を楽しむつもりね。
私のため?
明日のため?
共に感じることのない情は、
疲れるだけで不快なだけだわ。
だって、
変わるときって外からでしょ?
それに応じて、
中のドロドロしたものが、
溶けたガラスのように冷えるのを待つだけ。
そこに意味なんて必要かしら?
心が囚われればそれで十分じゃない。
そこに抱く感覚も、
薄い雲が囁くくらい曖昧なもの。
あるのは、
違和感だけ。
いいわ、
その違和感こそが私の渇き。
飲み干してやるから、
さらなる渇きをちょうだい。