アプリリアのスカラベオという250ccの新車に乗っていらっしゃったIさん。
見事にサロンの前で立ちゴケをなさって、助けを求めてきた。
いつも早めにいらっしゃるのに、遅いと思ったら、そんな事態になっていた。
しっかしIさん、立ち振る舞いもモデルのようにカッコ良いが、
さすがにセンスもいい。
所有感を高めてくれるような遊び心がイタ車にはある。
なんせ、サイドスタンドを立てたまま、給油を満タンにすると、
こぼれてしまって、入りきらない構造になっているらしい。
機能重視の国産メーカーには決して出来ない芸当だ。
それだけ、スタイルとデザインを重視しているってことだね。
人を惹きつけるだけの能力を一つ持つ。
それって、
常に相対的にしか自分を評価できない人間には難しいことなんだろうね。