若狭倫一君に呼ばれて、
彼の個展に行ってきた。
あいにく、
本人はいなかったんだけど、
就職をして、
しばらく創作から離れていた彼が、
葛藤しながらも、
溢れ出すエネルギーを、
キャンバスにぶつけたプロセスが感じ取れて、
楽しかった。
(ギャラリーのオーナーの方が、
とってもいい人で心地よかった…)
確かに、
表現者としてテーマを掘り下げる際に、
一つの明確な目的を持って物事を観察すると、
ふっ…と、
簡単に真理が発見できる場合がある。
でも、
それは創作に、
使命感が伴うときなのだろう。
使命感をもってやるのとそうでないのとでは、
熱中のあり方がまるで違ってきて、
もしそうでなければ、
どうしても、
燃焼し切れないこともあるに違いない。
そうしたハザマにあって、
放たれる若いエネルギーは、
迷いや自信、葛藤や真っ直ぐな姿勢が感じられて、
面白い。