崎谷博征先生の新刊「医者が教える 世界一やさしい 薬のやめ方」の中で「イベルメクチンは地球上の全動物の約84%を占める節足動物を、ごく微量で殺せるほど強力な薬剤を、人間が摂取しても安全なのか」と警告されています。

他にも0.05%の低濃度でもゴキブリを殺す効果があるため殺虫剤やヒアリ対策として一般的に使用されているとか。

そもそも、オンコセルカ症の原因を黒バエが人を繰り返し刺すことで体内に寄生する幼虫がうつり、皮膚や目の病気を引き起こすのではないかという説は疑わしい、とさえ言及されています。

そして、イベルメクチンは生殖毒性が疑われる事実はあるが、人間で安全かどうかはきちんと検証されていないというグレーな状態が長らく放置されている、と注意喚起をされています。

さらに「メディアは(イベルメクチンを)私たちに、処方箋なしで飼料店で買える」と親切に教えてくれた。つまり、新型コロナウイルスに関してはワクチンを選ぶか、イベルメクチンを選ぶか、の2択を強いられ、どちらもビッグファーマの勝利だったと結論付けているのがとても印象的でした。要はどちらも生殖能力にダメージを与える結果になっているようです。

個人的にはイベルメクチンによってリンパ節炎がみるみるうちに縮小した体験があるので、素晴らしい薬と思っていましたが、これはもしかして「毒を以て毒を制す」薬なのだなと考えるに至りました。
しかし、従来よりこの劇薬は飲み続けてはいけない、と心の中で警告を発しており、慎重に取り扱うべきものとも捉えています。毎日服用するなど以ての外です。

副作用がない、との噂を信じて飲み続けるのはイベルメクチンの新たなる治験に参加しているようなものです。
皆様、この世に副作用のない(石油合成の)薬など存在しませんよ。