「最後に彼と会ったのはいつですか?」
「連絡はどれくらいの頻度ですか?」
「付き合って何年ですか?」
相談内容をきちんと理解したくて、必要なことを聞いている。
それなのに、質問を重ねるほど、
「はい」
「そうです」
「分かりません」
と、相談者さんの返事が短くなっていく。
そんな経験はありませんか?
占い師側は丁寧に聞いているつもりでも、質問が続きすぎると、相談者さんには
「尋問?」
のように感じられることがあります。
鑑定で大切なのは、質問の数ではありません。
相談者さんが話したくなる聞き方です。
・情報を集めようとすると、質問が増えやすい
鑑定を始めたばかりの頃ほど、
「ちゃんと状況を知らないと占えない」
と思いやすいです。
すると、
「彼とはいつから?」
「最後に連絡したのは?」
「既読にはなっていますか?」
「喧嘩しましたか?」
と、一つ答えてもらうたびに次の質問をしてしまいます。
もちろん、必要な確認はあります。
でも電話占いでは特に、質問が続くと
「相談」より「事情説明」の時間
が長くなってしまいます。
まだほとんど占っていないのに、聞き取りだけで何分も経ってしまう。
これでは相談者さんも、
「いつ占ってくれるんだろう?」
と感じてしまいます。
・まず一つだけ聞く
たとえば相談者さんが、
「最近、彼から連絡が減ったんです」
と言ったとします。
ここですぐ、
「いつからですか?」
「前は毎日でしたか?」
「最後に会ったのは?」
と続けるのではなく、
「連絡が減って、一番気になっているのはどんなことですか?」
と一つだけ聞いてみます。
すると、
「嫌われたのかなって思ってしまって……」
と、相談者さんが本当に不安に感じていることが出てくるかもしれません。
ここまで分かれば、
ただ連絡頻度を確認するより、ずっと鑑定につなげやすくなります。
・「いつ?」「何回?」だけで終わらせない
尋問っぽくなりやすい質問には、共通点があります。
それは、
事実ばかりを聞いていること。
「いつ?」
「何回?」
「どのくらい?」
こうした質問も必要ですが、それだけだと会話が固くなります。
そこに、
「その時、どう感じましたか?」
「何が一番引っかかっていますか?」
「彼のどんなところが以前と違うと感じますか?」
という質問を入れると、相談者さんの気持ちが出やすくなります。
たとえば、
「最後に会ったのは2週間前です」
で終わるより、
「2週間会えていないことで、何が一番不安ですか?」
と聞く。
すると、
「会えないことより、次の約束をしてくれないのが怖いんです」
と、本音が出てくることがあります。
事実だけでは見えなかった部分が、ここで初めて見えてきます。
・質問したら、一度受け止める
会話が尋問になるもう一つの原因が、
答えを聞いたら、すぐ次の質問へ進んでしまうことです。
相談者さんが、
「最近、彼が冷たいんです」
と言った直後に、
「最後に会ったのはいつですか?」
と続ける。
これでは、相談者さんの気持ちだけ置いていかれたように感じることがあります。
そんな時は、
「それは気になりますよね」
「急に態度が変わったように感じているんですね」
と、一度受け止めます。
そのあとに、必要なことを聞く。
流れとしては、
聞く
↓
受け止める
↓
必要ならもう一つ聞く
です。
質問→質問→質問ではなく、
質問→共感→質問
にするだけで、会話の印象はかなり柔らかくなります。
・全部聞いてから占わなくていい
もう一つ、意識しておきたいことがあります。
それは、
相談内容を全部把握してから占おうとしなくていい
ということです。
たとえば、
「最近彼から連絡が減って、気持ちが冷めたのではないかと不安」
ここまで分かったなら、
「では、今の彼の気持ちを見てみますね」
と、一度カードを引いても大丈夫です。
そして結果を伝えたあと、
「実はもう一つ気になっていることがあって……」
と相談者さんから話が出てくることもあります。
鑑定は、
全部聞く→全部占う
ではなく、
少し聞く→占う→また聞く→必要なら占う
くらいの方が、会話は自然です。
・本音を引き出そうとしすぎない
「本音を聞かなきゃ」
と思うほど、質問が増えてしまうことがあります。
でも相談者さんが話しやすくなるのは、
質問が上手だからというより、
「ちゃんと聞いてくれている」
「否定されなさそう」
「急かされていない」
と感じた時です。
だから、うまい質問を探すより、
一つ聞いたら、ちゃんと受け止める。
それだけでも十分です。
安心できる空気ができると、相談者さんの方から話してくれることも増えてきます。
・鑑定で質問する時に意識したい3つ
質問が尋問っぽくなりやすい方は、まずこの3つを意識してみてください。
① 一度に一つだけ聞く
② 答えを聞いたら、一度受け止める
③ 事実だけでなく「何が一番気になる?」を聞く
たくさん質問することが、丁寧な鑑定ではありません。
大切なのは、
相談者さんが「ちゃんと話を聞いてもらえた」と感じられること。
そこから必要なことだけを聞けば、鑑定も自然に進みやすくなります。
ストアカでは、電話占いでの質問の仕方・傾聴・共感・鑑定結果へのつなげ方などを、実際の相談を想定しながら練習しています。
「質問すると尋問みたいになってしまう」
「会話がぎこちなくなってしまう」
そんな方は、質問を増やすより、まず聞き方の順番を変えてみてください。
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