3階級制覇を狙うプロボクシング前WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(25=大橋)が5日、横浜市内の所属ジムでメキシコ人パートナーとの4回のスパーリングを消化した。

【写真】スペイン語のボクシング専門サイトのインタビューに応じる井上尚弥

 25日に控えるWBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)への挑戦(東京・大田区総合体育館)に向け、フェザー級のイサオ・カランサ・トーレス(メキシコ)と拳を交え、強烈な左ボディーや右ストレートをヒットさせ、連打を狙ってきた相手の動きも軽快にさばいた。トーレスとともに15年12月に元3階級制覇王者長谷川穂積氏とノンタル戦で戦ったスーパーフェザー級のカルロス・ルイス(メキシコ)も練習パートナーとして来日している。

 また練習後、パナマから来日したスペイン語のボクシング専門サイト「ノティファイト」の記者によるインタビューに応じた。マクドネル戦が海外からも大きな注目を受けていることを伝えられると「この試合に勝利して米国や欧州での試合につなげていきたい」と口にした。今後の対戦相手として他団体王者との統一戦を希望。最後にはスペイン語で自己紹介するシーンもあった。