史跡観音山古墳(群馬県高崎市)/宮越龍一
出張で高崎市に向かう途中、古墳の標識が目に入って来た。
ホテルチェックインは15時、まだ時間がある。
折角きたなら見てみたい。
同僚のS君と、行って見るか?
すでに、若い古墳ギャルが見学。
場所は高崎市南東部の綿貫という所に所在し、前方後円墳と呼ばれる形の長さ100mにも及ぶ墓で、今から約1400年以上前の6世紀後半に造られ、高崎市を中心とした地域を支配した人の墓らしい。
石室の中は残念ながら、入れなかったが、中は全長約12.6m県内の玄室では最大。
天井の石は、十数キロ離れた藤岡市金井地区等で産出する牛伏砂岩の巨石(最大の石の重さ22トン)を6つ使い、船を使ってそりで引き上げたと思われる。
古墳の石室は大抵既に掘られ、中に納められていたはずの物は盗まれている場合がほとんどらしいが、この古墳の石室は、崩れていたため墓盗人が掘り出すことができず、お墓の主のために収められていた品々がそっくりそのまま出土し全国的にも極めて稀!
(石室の前には武人や巫女などの人物や馬などをかたどった埴輪と呼ばれる土製の人形が置かれていた)
発掘調査を担当した人たちの興奮は凄かったのが伺える。
機会があれば色々な所を見て、ブログに載せたいと思います。
第6グループ 宮越龍一