こんにちは。この指とまれの中井です。
今日は「拝啓、廃鶏様」というニワトリの命を頂く企画でした。
まさに今を生きるニワトリさん。
今回は国産の粗飼料で育った、
性格も大人しく、人懐こく、だから尚更かわいいやつ。
捕まえるときも、まったく暴れませんでした。
そのニワトリを頂きました。
今回もその腕を振るってくれたのは、20年来の相棒、鈴木さん。
包丁で首の動脈を切って、血を抜いて、
お湯につけて羽をむしり、足を洗ってから、毛を焼いています。
言葉にすると簡単ですが、
参加者の皆さんも固唾を飲んで見守る感じです。
その後、大まかに部位ごとに解体してから、
更に部位ごとに細かく捌いていきます。
普段、パックに入った鶏肉しか知らない人にとっては、初めての光景。
参加者の方々も静かに見守っていました。
命を頂くとか、感謝して頂くとか、
言葉では簡単に言えますが、
実際にはもっと、複雑な感じです。
そんなに綺麗ごとではないし、
気持ちがいいものとも言いきれません。
それでも、この企画の為に命を捧げることになった
ニワトリがいたという事実。
せっかくなので、しっかりと食べることがやっぱり一番じゃないかなあ。
生きるって、生々しいなと。
この仕事をしていると、特に感じます。
皆さんもこの企画から何かを感じてもらえれば幸いです。
さあ、明日も頑張るぞ。