マザーズデー(1980)   | とし104の気ままに映画プログ2

とし104の気ままに映画プログ2

ブログの説明を入力します。B級な映画や主にホラー映画を自分の独断と主観でupさせていただきます♪そんなに投稿マメではないですが、よろしくお願いします。







 同名のリメイク作もあるので要注意を😃



 前回の「コンバットショック・ベトナム帰還兵残酷物語」と同じくダークラビットレーベルのトロマからの作品となっております。


 今度の宣伝文句は・・・・・・・

 「悪魔のいけにえ」を凌ぐバイオレンスホラーの決定版‼️と語られています。そりゃもう期待しちゃうじゃないですか?




 よくわかんない自己啓発セミナーみたいなものが催されている会場がある。講義の最後のシメに出席者が各々でハグして終わる。頭にミサンガみたいなの
を巻いた北澤豪みたいなヒッピー風カポーが帰りはなかなかバスが来ないな~とぼやいていたら、上品な感じの品のいいおばあさんが「よかったらアテシの車で町まで送ってってあげましょうか?この会の人たち皆ともだち皆兄弟みたいなもんよ」と優しく言われたのでカポーはご厚意に甘えることにする。
 山道を車を走らせるおばあさんは高齢ドライバーながらも軽快に運転をこなしている。だが途中で車がエンコしてしまい停車させる。おばあさんやれやれまただわ┐(-。-;)┌と車から降りて修理に向かう。その間にヒッピー風カポーの男が女に目配せをしている。何か?二人は良からぬことを企んでいるようであった。

 そこへ男二人がそろりそろりと近づいて来る⁉️
 後部座席に座っていたカポーの男の首を牛刀のような太刀でスパッと打ち首にしてしまう❕❕❕
 大声で悲鳴をあげる女子の方も車から引きずり降ろされもう一人の男にボコられる❗❗❗




 おばあさんが「ストップ!もうええよおやめ」と命じる。女は「助けて……命だけは助けて……どうして??」と命乞いをするがおばあさんは紐を取り出して虫の息の女子の首にひっかけ………
 「愛する友よ…ありがとう…」と彼女を絞殺する‼️‼️‼️

 「孝行息子でママは鼻高々だよwww」







 場面は変わってとある大学でスライドショー形式で思いでアルバムの映像を見ている花の女子大生JD三人組トリナ(ブロンド)とアビー(メガネッ娘)とジャッキー(八十年代風ヘア)。彼女たちは卒業しても八十歳のバアサンになっても仲良しでいましょうね😃と誓い合う。
 ビバリーヒルズでリアルお嬢様として暮らすトリナ。病気でふせっているけどガミガミわがままばっかし言って看病してくれている一人娘に労いの言葉一つすらかけてくれないクソババア母親の看病を献身的にしているアビー。都会のマンションで役者志望のヒモ男と同棲している男運の無いジャッキーと彼女たちの人生模様は三者三様で必ずしも幸せとは言えないかもしれない。だが彼女たちはたくましく生きていた。

 今日はその仲良し三人組で卒業記念の旅行へと行く予定であった。ジャッキーは車を走らせトリナとアビーが待つ待ち合わせ場所へと向かう。そして合流して出発する。大都会ニューヨークから行き先はニュージャージー州ドレクスバーグの片田舎の湖畔である。


 ジャッキーは途中で商店に立ち寄りビールやらつまみやらを買い込む。店主のオヤジに「ディープバロンズって遠いかしら?」と訊ねる。店主のオヤジは「なぜゆえにあそこに行く⁉️あそこはやめといた方がいい❗」とさもいわくありげなことを言う。トリナとアビーが紙袋マスクを被ってイタズラがてらに店に入ってきて中のものをひっくり返す。ジャッキーが店主に謝ってそそくさと店を去って行く。店主のオヤジは「このレズども❗ディープバロンズからは生きて帰れないぞ❗」と叫んでいる。

 車を森の中に停めて三人は荷物を持って湖畔まで歩いて行く。駐車場所から湖畔までかなり離れているので空き缶を道しるべに置いて湖畔を目指す。そして夕日が美しく映る湖畔に到着してキャンプを張る。

 焚き火を焚いて焼きマシュマロを食いながらガールズトークに花を咲かせる。その姿を木陰から「ハアハア」息を荒げながら覗いて(( ̄_|いるナニか?が彼女たちをうかがっていた。



 朝になって開放的になってマッパで湖ではしゃぐ三人を覗く男たちがいる❕❕
 やはりオープニングでヒッピー風カポーを虐殺したあの立花兄弟である❗❗

 
 夜になって寝袋に入って寝る支度をする彼女たちに忍び寄ると袋ごと彼女たちをすっぽり被せて寝袋に閉じ込めて荒縄で縛り上げ手際よく三人を捕獲する。立花兄弟ならぬこの極悪兄弟のアイクとアドレーは二人で三人の女子をかかえて家へお持ち帰りをする。愛するママンに「ポケモン三匹獲ったいど~」と報告をする。ママンは子供たちに「これこれその前に靴の泥を落としてママンにキスでしょ」と意外にしつけに厳しいw
  女子~ズは二階のトレーニングルームみたいな小部屋に拉致られる。ジャッキーとアビーは寝袋から出されるとこれまた手際よく縛られる。トリナも寝袋から出される。アイク(長身で男前だがミソッ歯)に「あんたきれいだなヘヘヘ」と触られるとその手を振り払い「触るんじゃね!この変態!」とビンタをする。気丈なトリナも兄弟二人に縛りつけられる。
 さ~あどれにしようかアミダくじィ~とアイクとアドレー(小柄で中川家兄風)が女子たちを前に舌舐めずりをしている。だが決定権はやっぱりママンにある。ママンはジャッキーを指名する。



 ジャッキーはアイクによって広い庭先に引っ張り出される。アドレーが「森のお嬢さんごっこw」と言っている。トリナとアビーは見たくはないが窓からジャッキーがいたぶられるのを見させられるはめになる。変態兄弟が一斉に雄叫びをあげるとジャッキーに襲いかかる‼️ムリヤリ少女風の服装にコスプレさせられ人形を持ってランランランと歩いているところをマスクをしたアドレーが襲う‼️しかも殴りながら凌辱する‼️やたらとサディスティックである。その一部始終をアイクがポラロイドカメラで撮影している。ママンは椅子に腰をかけてじっくりと鑑賞している。

 ひとしきり楽しんだ後、狂気ファミリーもお眠タイムに入る。ママンは「クイニィーが侵入してくるから戸締まりはキチッとやっておくんだよ❗」と息子たちに厳命している。はて⁉️クイニィーとは❔❔

 朝になってビッグバードの目覚ましでアイクとアドレーは起きる。ママンはもうとっくに起きて朝飯の支度をしている。トリナはじたばたもがいていると縛りつけてあるロープが少しづつだが弛んできているのに気がつく。息子たちは呑気にバケツでシリアルを食っている。朝食の後は軍事教練のような朝稽古を始める。その前に捕らえた女子~ズを監視に行く。「この次はおまいらをかわいがってやるからおとなしくしとけやww」と言うアイクにトリナは冗談じゃね~この変態カッペと唾を吹きかける。逆上したアイクはトリナをひっぱたきトリナの拘束してあるロープははずれる。ママンが急かしているので監禁部屋のドアの鍵をかけて訓練に向かう。

 ママンがストップウォッチで計りながらトレーニングを行い、組手みたく殴り合いの訓練もする。
 トリナはこの隙にアビーの拘束も解いて脱出を図る。寝袋にトリナが入ってそれをロープで吊り降ろす危険な脱出方法で慎重にトリナを降ろして行く。素手でロープを握るアビーの手は血に染まる‼️‼️


 見てて一番痛々しいシーンかも⁉️



  どうにか下に降りれたトリナは一階の部屋に入りジャッキーがどこに監禁されているかを探す。するとオープニングで襲撃され殺されたヒッピー風カポーの男の生首が鳥かごに入っているのとクローゼットの中のカポーの女子の死体を見つけてしまう‼️


 アビーがタンスの引き出しからどうにか手を伸ばすジャッキーの腕を発見する。引き出しを開けるとジャッキーはもう息も絶え絶えの瀕死の状態であった❗❗❗
 トリナがジャッキーを背中におぶって怪我した手でアビーが後ろから支えてジャッキーを運び出す。もうちょっとで家から脱出出来るところでお昼寝タイムから目覚めたアイクに見つかれ取り抑えられる。「挨拶も無しに家から去ろうなんて礼儀知らずな嬢ちゃんたちだなww」とぶん殴っておとなしくさせようとしていたところを・・・・外から「ギャァァァァァ~アイク❗アドレー❗助けて🆘😱‼️」と叫ぶ声が聞こえたので女子~ズ捕獲を中止してママンの方へ二人は行ってしまう。外では腰を抜かしたママンが「クイニィーが出たの❗もう少しで殺されるところだった❗」と泣き言を言っている。



アイクが「女どもが逃げちゃうよ」と言うがママンは大マジな表情で「女たちなんざ後回しだ!今はママンの無事を神に感謝して」と言っている。

 この混乱のうちにトリナとアビーはジャッキーをおぶって森の中まで逃げる。ジャッキーを降ろしてアビーが彼女を見守りトリナが助けを求めに車を駐車させた場所まで全速ダッシュ🏃🏃🏃で走る。車を見つけるがボンネットを開けられエンジンをメチャメチャに破壊されていた❗トリナは仕方なく歩いて行く。辺りはもう暗くなっている。歩いているとパトカーを見つける❗❕「助かった✨」とトリナは走り寄る。運転席から出たお巡りさんは優しくトリナを抱きしめてあげる。
 「君が最初に会ったのは🎵心優しい頼もしいお巡りさん🎵」と歌いながら帽子を取ったそのお巡りさんはポリスコスプレのアイクだった‼️捕まって首を絞められそうになるが金的蹴りをかましてどうにか逃げる。どっからパトカーと制服を用意したんだか?



 コスプレも披露しちゃうぜ✨


 虫の息のジャッキーをアビーは懸命に呼びかけるがジャッキーは完全に瞳孔を開いてしまっている❗ジャッキーはとうとう死んでしまったのである❗❕トリナは森の中を逃げ惑い草むらに身を潜めアイクの追跡をかわす。トリナはどうにか再びアビーとジャッキーのもとへ逃げ帰るがジャッキーがくたばってしまったのにすぐに気がつき絶叫する❗アビーはそんなトリナを抱きしめ慰め「奴らをぶっ殺すのよ‼️‼️‼️‼️」と固く狂気ファミリーへの復讐を誓う❗❗





 家ではママンの護衛兼留守番を任されていたアドレーが「あの女のことで頭がいっぱいなんだよ❗」とふてくされていた。アドレーは「おばあちゃんから聞いてるんだ。クイニィー叔母さんは死んだって…兄貴も俺たちを引き留めるための作り話だって言ってた…」ママンはアドレーをピンタして「立派に育ててもらった恩返しがこのザマかい!ママンのことを見捨ててでも兄さんと楽しんでくるってのかい?妹はマジ悪魔の子なんだ❗奇怪な姿で生まれたんだ❗赤ちゃんの頃から白髪頭力は大人並みで私の首を折った❗(だから首にコルセットみたいなのを巻いているのね(-.-))」と大マジに語る。
 「おばあちゃんが叔母さんを射殺したって…その証拠にこの耳が」と言うアドレーにそんなんあてになるか❗と突っぱねる。
 「妹はこの森の中で動物の死骸や生肉を喰らって生き永らえているんだよ❗狼すら襲って素手で引き裂いているところをこの目で見たんだからね❕それでもママンをボッチにしちっまうてのかい?」と力説するママンに呆れ気味のアドレーは「わかったよ。そばにいるよ」と渋々に言う。
 「約束おし❕ママンのもとから絶対に離れないって❕」


 トリナとアビーは髪を縛り手斧やロープなど武器になりそうなものをリュックに詰め込み臨戦態勢で臨む。二人はジャッキーの遺体を運びそっと家の前に置く。アビーは敵討ちを誓いキスをする。


 トリナとアビーを取り逃がしたアイクを、ママンは「情けないね」と叱る。アドレーはウィジャボード(西洋版こっくりさん)で女たちはボートに隠れている❗と出てると言う。アイクはママンにブロンドトリナにおちょくられたリベンジしてくる自慢の息子になるよと誓う。

  ママンはアドレーに森の地図を取って来させる。窓際で音を立ててアドレーの注意を引き付けたところを横からアビーが強襲し喉元に釘を突き刺し、玄関からトリナが押し入り股間に手斧を叩き込む‼️激痛で悶絶しのたうち回るアドレーにアビーは馬乗りになって跨がり口に布切れを何枚も押し込んで窒息死させる‼️




 アドレーの死体を外に運び出している二人に窓の木切れをぶち破って兄貴のアイクが突撃してくる‼️‼️すぐさまアドレーの死体に気がつき絶叫する❗アビーはその場から離れて傍らに置いてある中性洗剤を取って来る。アイクは怒り心頭でトリナに襲いかかって首を絞める❗
 アビーはアイクの首根っこを掴んで中性洗剤を飲ませる‼️アイクは血ゲロを吐き出し苦しがる。がなおも執念でトリナの脚線美に見とれながらも彼女を追っかける。部屋の隅にトリナを追い詰めるアイクだが横に隠れていたアビーにテレビをおっ被せられ「ゴレンジャー」のテレビ仮面と化する‼️さらにテレビのコンセントを繋いでアイクを感電死させる❗❕





アイクはまっ黒こげになって口から煙を吐き出しくたばった。かと思いきやトリナのおみ足を掴んで離さない❕「地獄に堕ちろ‼️」とトリナは何とかスライサーを手に取ると何度も何度もアイクを切りつける❗❕こうして難敵であったアイクを倒す。

 
 アビーが背中に包丁の刺さった状態で絶叫するのを聞いて物陰からこそっとママンは出て来る。「良く殺った。上出来だよww」と喜ぶママンだかしかしそれは罠でありママンはトリナとアビーの二人に捕まり取り抑えられる❗ 

 「ワテシは病気なんだ❗病気なんだってばよ❗だから離して❗病人なのよ❗」と今さら命乞いをする。







 「そう?病人なの?じゃあ看病してあげる…看病してあげるわ。いつだってしてるのに…心配しないで娘の私が着いててあげるから…永遠にベッドの上でおとなしくしててね…」とそばに置いてあったおっぱい型のビニールクッションを被せて狂気ファミリーの長であるママンを窒息死させる‼️‼️‼️

 ハッ(゜ロ゜)と我に帰ったアビーは普段から殺意とムカつきを感じているオカンポとこのママンがシンクロしてしまい戦慄して号泣するのであった((T_T))


 ジャッキーを埋葬した二人は感慨に浸りつつも

 「彼女だけ死ぬなんて…」

 「私たちには生命力がある❗そう信じるのよ❗」

 「信じる❔」

    「生き残る宿命なのよ二人とも強いのよ」
 
 「忘れないで…」


 そんな二人に草影から息を荒げて見つめるナニか⁉️がいる‼️
 その野獣はトリナとアビーに襲いかかって来るのであった⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️
⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️
 それはママンが語っていたクイニィーなのだろうか⁉️⁉️





 いやいやなかなかどうしてオモロいですよ。物語はもう語り尽くされ感がありますが「悪魔のいけにえ」の亜流やフォロワーだと言ってしまえばそれまてですが、がしかしオリジナルティーが随所あってエエです。ママンのファッションセンスは原宿風とでも言うかさりげにオサレだし、アホな兄弟かと思ったらママンの与太話を呆れつつも親子愛から信じてあげるふりをしたりと、他の作品には見られなかったいびつな人間関係が伺えます(アビーの親子関係もしかり)ヒロインになるトリナとアビーも「悪魔のいけにえ」のマリリン・バーンズと違って殺られっぱなしじゃいられない八十年代の強い女子らしくて時代を象徴させる女子の姿を感じさせます。

 11月も半ばに入り段々と寒くなってきたりしていますが皆さんもお身体にお気をつけください(*^^*)