ネクロマンティック(1987) | とし104の気ままに映画プログ2

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ブログの説明を入力します。B級な映画や主にホラー映画を自分の独断と主観でupさせていただきます♪そんなに投稿マメではないですが、よろしくお願いします。






死んでもおがぁ~ちゃんのオツパイは離さへんで~!!




「ネクロファリア」と言う聞き慣れない言葉をご存知だろうか??
ネクロファリアとは屍体や死人を偏愛、性愛の対象にする極めてアブノーマルで反道徳的でインモラルな禁断のテーマである。
これに真っ向から映像化に取り組んだ変人もとい監督さんは……かのアドルフ・ヒトラーを生んだドイツが誇る?!スプラッター映画の巨匠!!ユルグ・ブットゲライトで、この「ネクロマンティック」は彼にとって代表作になるのだが、当のドイツ国内では一切上映禁止になり、フィルムやネガ、スチール写真、機材など全てが廃棄処分という厳罰を裁判所から下されてしまう事態に至った。他の国でも上映禁止になる国が多く出たと言う?!

しかしながら…我が日本ではアルバトロスフィルムなどの地道な啓蒙努力により、ビデオ化、映画館での公開、DVD化、Blu-ray化も全て叶っております。そういうわけで誰でも鑑賞することは可能ですが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



オープニングで、いきなり夜道をドライブするカポーがわき見運転から交通事故を引き起こすところから始まります。
悲惨な事故で…カポーの女子は下半身がちぎれていて、ドライバーの男子は目が飛び出ています!!車には夥しい量の鮮血がダラダラとたれております。
その現場に向かうどくろマークの清掃業者?死体処理業者?の一団がいます。彼らは手際よく車のピラーやフレームを切除して、死体を黒いゴミ袋へ詰めていきます。





そしてお次は…な、何じゃコリャ~いきなしモザイクがかかった●●●が出てきてこんにちわ~作業員の一人が立ちションするところがいきなり映し出されます(-_-;)

ここで働くロベルトは口数は少ない寡黙な男ですがゴテゴテのネクロファリアで、この職場は誰もが嫌がりそうな3K職場っぽいですが…彼にとってはまさしく天職のようにうってつけであったのだ!!!!!!

今日もこのカポーの死体からこっそり目玉と心臓を「ポケモンゲットだぜ~」と失敬している。
家へそそくさと帰り、こんなド変態のロベルトだが…同棲してるのか?結婚してるのか?しっかりと彼女がいるリア充で、戦利品の目玉と心臓をホルマリンに漬けている。
ロベルトと暮らしている、この彼女ベティもまたネクロファリアであり、死体のパーツコレクションの一つをお風呂の入浴剤みたく使い、赤黒い血の風呂にノホホンと浸かっている!!
血の風呂に恍惚の表情で浸かるなんて、かつて生娘を集めてその血を集めて鮮血風呂に浸かって己の若さを保とうと企んだエリザベート・ヴァートリ夫人のようでもある。


ロベルトはボケ~っとしながら昔のこと?を回想する。オトンポなのか?オジサンがウサチャンをムンズと耳を捕まえウサチャンの喉をナイフでスパッと切り裂き血を搾り出す。動かなくなったウサチャンの皮を剥いでいく…………





この過去がロベルトがネクロファリアになるのに、どう?影響を与えたのかは定かにはされませんがロベルトは今日も遺体安置室から、外科医さながらの手つきで内蔵を器用に摘出していきます。そして何やら?怪しげな薬剤を注射しています………




ある日のこと、GUNをまじまじといじってくつろいでいるオジサンがいる。その傍らでオリーブ?か何か?を収穫している青年がいる。鳥を狙ったりしてGUNをいじくっていたオジサンは誤射して青年を撃ち殺してしまう!!!
この間にかかるBGMがまた何とものどかな音楽だったりする。

よくわからん編集なんですが…この青年の死体なんでしょうか?腐って腐乱した遺体の処理にどくろマークの清掃社に依頼が入り、ロベルトたちスタッフは現場に急行する。例によってホトケなのに、黒いゴミ袋へ大雑把に納められ、回収されます。

トラックの運転手兼清掃係のロベルトは皆の目を離した隙に腐乱死体を袋ごと失敬して家へテイクアウトします。

お家へ帰ったロベルトは「ただいま~♪今日は大収穫やで~\(^o^)/」と崎陽軒のシュウマイをおみやげに買って帰って来たおとうさんのように「腐った死体」を「獲ったど~」と見せびらかします。ベティは大喜び「おとうさん!明日はホームランだね♪ナボナだね♪」とセリフはありませんが早速腐乱死体を真ん中に挟んでロベルトと腐乱死体とベティで3●する(-""-;)
ここでかかるBGMがまたピアノ?の静かなクラシカルな旋律で綴られ、どことなくリリカルでセンチメンタルな雰囲気に…ブットゲライトは狙って撮ったんでしょうか??
キモいはずなのに本当は目を背けたくなるようなおぞましい光景なのに実にのどかに詩的な雰囲気が漂います。
ベティ役の人もノリノリでべちょべちょの死体に変な器具を取りつけたり、ペロペロしたりとまあヤりたい放題です( ノД`)…







一戦交えた後は、厚切りのステーキを喰らい力をつける。大事な腐乱死体のバディは崩れ落ちないように、柱に縛りつけてしっかりと固定してます。そこから赤黒い血がポタポタ滴っております。

それからしばらくして…ロベルトは仕事場で同僚とちょっとしたいざこざを起こしてしまう!何と交代で使うユニフォームを洗わないでロッカーにしまっていたためヒデエ悪臭を漂わしてしまい、同僚らから「このバカタレスカタン!社長に言いつけるからな!!」と罵られ社長にチクられ、どくろマークの清掃社をクビになってしまいます!!
しょぼくれながら家へ帰ると…ことの次第をベティに報告する。ベティは怒り「今のところ失職したらど~やってポケモンゲットするんだわヮヮ~このスカポンタン!」となじりまくりふて寝してしまいます。



翌日になって、起きたロベルトに書き置きが置いてある!!
「ポケモンゲット出来ないポケモンマスターに用はない…サヨナラですわ…腐乱死体くんは餞別代わりに貰っとくからヨロ~」とロベルトに完全に三行半を突きつけて出てってしまう( ;∀;)



嘆き悲しむロベルトだったが、どうすることも出来ないので…アロマキャンドルみたいに蝋燭に火を灯し、ベティのために飼ってあげたなつっこい猫ちゃんを黒袋に詰め込み壁に向かってバシバシ叩きつける!!!!
蝋燭の火でベティの写真がメラメラと燃えていく…
ロベルトは猫ちゃん死体を入浴剤みたく風呂に放り込み身体に血や内蔵を擦り付け恍惚のバスタイムに浸る。



外をあてもなくさまようロベルトはホラー映画を観に映画館に入る。フロントのネーチャンが意外と色っぽい。ドイツの映画館は禁煙じゃないんでしょうか?そこらじゅうからタバコの煙がモクモクと立ちこめています。

しっくり来なかったのか?ロベルトはウィスキーをあおりながら、睡眠薬を多量に摂取しますが……………どうしても死ぬことは出来ません。夢とも現実ともつかない…やっぱり夢の中で、半分ゾンビ化したロベルトは少女から腐乱死体の生首を貰い、それをキャッチボールしたり、草原を仲良く駆け抜ける夢を見てうなされます。

結局死にきれなかったロベルトは、娼婦を買います。墓場で青姦に及ぼうとしますが…うまく機能しなくて娼婦から笑われます。「笑うな!この売女!!」と怒って絞殺してしまいます!!
そして死んでしまった娼婦に跨がりヘコヘコします。そのまま寝てしまいます。

翌朝になり、娼婦の死体と寝ているロベルトにビックリ仰天する墓守りのオジサンが驚いたのに、気がついて目を覚ますロベルトは「ヤベッ(;゜∇゜)見られた!」と墓守りのオジサンのスコップを取り上げオジサンの頭をフルスイング!!!
オジサンの頭は石川五右衛門の斬鉄剣でスパッと切られたみたいにキレイに吹っ飛ばされる(°Д°)



そしてまた草原を死体と仲良く戯れながら駆け抜ける夢を見る。まるで「結婚指輪は給料三ヶ月分」のコマーシャルのようですわ







家へ帰ったロベルトはキッチンからゴッツイ包丁を取り出すと…ベッドに身を横たえる。彼の兵器は今までにない以上にそそりたっている!!ロベルトは包丁を腹に躊躇いもなく突き立てる!!(@ ̄□ ̄@;)!!




彼のマゾヒズムと倒錯愛とネクロファリアの行き着いた先は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「自分が死体になってしまえばエエんとちゃう?」と言った心境だったのだろうか????
ロベルトは切腹して血をダラダラ垂らしながらもとめどなく火山の噴火のように勢いよく射精を繰り返しながらも……脳裏にはあの時のウサチャン解体が思い返されます。



墓に埋葬されたロベルトの墓前に訪れる黒いハイヒールの女子がいる。
彼女はスコップを手に取りロベルトの墓暴きをしようとする・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


陰惨な愛の物語なんだが…かかっている音楽(担当したのは主役のロベルトを演じたダクタリ・ロレンツが担当したそうです)はどれもせつなくしんみりしたピアノなんかの旋律で、下品なグロいはずが…案外そう感じないかもしれないとこがブットゲライトの思惑どおりに観ている我々もずるずるとアブノーマルの世界に引き込まれているのかも?発狂してきている?のかもしれません???
この作品70分ぐらいの中編で短いのでストーリー的にはあっさりと進んであっという間に驚天動地のクライマックスへとなだれ込んでいきます。


そして「ネクロマンティック2」にてロベルトの死体を掘り出したロベルトに憧れる女子がノーマルな恋愛とネクロファリアである異常性愛での葛藤で悩む愛の物語がグチョグチョ度スプラッター度増し増しで展開されるのですが・・・・果たしてUPしても大丈夫何でしょうか??正直悩みます。


秋の気配が段々と感じられる今日この頃、みなさまはいかがお過ごしですか?それではブログにプライベートに頑張って過ごしていきましょう(*^^*)