MAY(2002) | とし104の気ままに映画プログ2

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ブログの説明を入力します。B級な映画や主にホラー映画を自分の独断と主観でupさせていただきます♪そんなに投稿マメではないですが、よろしくお願いします。




友達がいなければ…出来ないのならば…自分で創ればいい?!?!





切なくもリリカルなセンチメンタルなメンヘラな青春暴走物語な話なんです。

監督は「ザ・ウーマン」や「オール・チアリーダーズ・ダイ」などなかなか鬼畜なホラーを数々手がけるラッキー・マッキーさんです。とってもナイスな名前ですな。芸名かと思っちった。




幼き少女のメイ(アンジェラ・ベティス)は生まれつきなのか?斜視で視力が弱っていたので、眼帯をつけて生活をしていた。子供は残酷な生き物なので平然と「おまいは海賊かえ?」などと言われちゃう。


そんなんで、友達のいないボッチな幼少時代を過ごすことになるメイ。
両親は彼女に惜しみない愛情を注ぎ、すくすくと成長し、マンガの「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」の主役のもこッチみたいにボッチに悩む彼女に母親は自分が小さい頃から可愛がってきた年代物の不気味な人形のスージーをプレゼントしてくれる。この人形がまたカワイクねくて不気味なんだヮヮヮ~夜一人で歩いたり、髪の毛が勝手に伸びたりしそうな雰囲気のある人形をメイはママンからの贈り物でおまいはワシの唯一のお友達で、人生にアドバイスを与えてくれるサリバン先生みたいなぐらいにメイにとって重要なファクターとなるのであった。


ケースから人形を取り出そうとするメイにママンは「もうかなり古いからケースから出してはダメよ~ダメダメ~」とたしなめられる。それ以降スージーはケースから出されることなく、メイにとって生涯のマブダチとなるのである。


そんなメイもすっかり大人の女子に成長し、医学の進歩と共に斜視もだいぶんと矯正して、アイパッチをつけなくとも平気でコンタクトレンズをして普通の女子として生活が送れるようになる。
メイは動物病院の看護婦として働き、変な訛りの英語を話す獣医の先生の言葉も聞き分け、患者のペットを運びに来る深刻そうな顔をした飼い主を優しくフォローしたりと、とても仕事の出来る女子としての信頼をおいていた。受付のネーチャンのポリー(夏木マリ風濃いィィ顔)もメイを気に入りアプローチをかけてくるチョイとレズっぽい人です。


メイは変な性癖の持ち主で、ポリーの首をマジマジと眺めて「あなたの頸ってとってもキレイやね~」とサスサス撫でます。褒められて悪い気のしないポリーは「そ~う?ありがとね」とクスッと笑う。メイは身体ののパーツフェチなのである?! そんなメイは自動車の修理工のアダムのまず顔でなくてあんまり毛深くなくて白い腕に惚れる。最初は馴染みのカフェでさりげなく隣に座ったり、コインランドリーでわざと鉢会わせたり、プチストーカーまがいの接近をする。そしてカフェでうたた寝するアダムに性衝動を抑えきれないメイはソッと近寄ってアダムの白い腕に頬ズリをする。



そんな唐突な行為に驚いて目を覚ますアダムに脱兎のごとく逃げ去るメイ。さぞかしドキドキだったであろう??
それからもコインランドリーで洗剤を借してあげたりタバコの吸い方を教えてもらったりとは自然とアダムと親しくなっていく。アダムもメガネっ娘からコンタクトレンズに変わってカワイクなったメイにまんざらでもない。ちょっち変わってはいるが見た目のカワエエのにドキドキのアダムもメイを好きになってくる(*´-`)


束の間のリア充生活を送れることになるメイ。ポリーともいい感じにフレンドリーでいられて、公私とも順調のようであった……

「今日はね~彼とキスるかもしんね~のよ♪♪」とサリバン先生で、心の友のスージーにも嬉しそうに語る。スージーが何かを語りかけてくるわけではないのですが…あたかもお母さんのように見守っているかのような不気味な感じで無表情にメイを見ています。メイは裁縫は得意なのでデート用の服をいそいそと造り上げます。男子の人形と女子の人形を使ってキスの予行演習をしたりします。そうです?!彼女はこれまで男性経験がなかったのです。


いいムードのメイとアダムはとうとう接吻をチューをします。しかしキスの経験すらないメイはアダムの唇に噛みついてしまう!!
これにはアダムも堪らず「ワアッww誰にそんなんやり方習ったんだい??」と驚く。そしてデートはお開きになる。



家に一人帰って来たメイはお師匠さんのスージーに「嘘っぱち教えやがって!恥かいたでね~か!!」と怒りの丈をぶつけ、ケースをド突く。古くてヒビ入ってたのか?ささくれてたのか?メイは手をケガしてしまう。




翌朝、包帯を巻いて仕事場の動物病院に来たメイを見てポリーは心配そうにする。でも大したことないのだよと告げるとポリーは飼い猫を家ではペット禁止のアパートだから預かってほしいと頼まれる。メイは了承してあげるとポリーは口づけをしてくる。照れくさそうなメイはデブ猫ルービーを預かってあげる。



メイはアダムへの想いを募らせ、一刻も早く逢いたいので留守電にメッセージを吹き込み、次のデート用のドレスをしつらえ、何時間もアダムの家の玄関前で待ち構える。半ばストーカー状態である。
アダムが夜になってようやく帰って来て「ワァ~」とビックリされる!
「何?ずっと待ってたん?どんくらい待ってたの?」と訊ねると…メイは「そうやね~2時くらいからかな?」と言うので
「え~じゃ~2時間以上も待っとったん?
じゃ~入って入って」と招き入れられる。
アダムは「大学時代の仲間と撮ってた自主映画を仕上げてたんだヮヮ~」と言う。

メイは自分の手料理を振舞い、一緒に撮った映画を観ることになる。この自主映画『ジャックとジル』がMayの本編以上に不気味な映画で、お互いを愛するあまりにもしゃもしゃ女が男を食べてしまうゾンビ映画のような短編映画であった。
アダムはメイに感想を訊くとメイは「ロマンティックやね~でもね指を一かじりで喰いちぎるなんて無理よ」と冷静な指摘をする。そしてアダムの腕にしだれかかるメイはまたいいムードになり、お互いに再びチュッチュッ接吻を交わす。緊張して身体が固いメイを「力を抜いて楽にして♪」と優しく抱きすくめるアダムに身をまかせベッドに横たわるメイは恥ずかしながらも嬉しそうにアダムへとしがみつきます。そして再びキスを交わすと・・・・・・

「ガブッ」とまたもや唇に噛みつくメイ!


唇から血を滴らせ、俄然ヤル気マンマンだったのが一気に萎えてしまうアダム。
口元に着いた血を嬉しそうに身体に塗ったくり 、恍惚にひたるメイにドン引きで恐れおののくアダム。
「ど~や映画みたいにやってみたんやけど…こういうの好きやろ?」と問いかけるメイに「おかしいよ!こんなん普通じゃないよ~!」とジリジリと後退りしているアダムは古ぼけた人形がこちらを睨んでいるかのように置いてあるスージーに気づく。
「何?あの人形は?気味悪い~」
メイは一瞬キッ(`´)とするが……アダムにもっともっとと迫る。アダムは逃げるようにメイの家を後にする。
アダムは帰るときにメイが「あっち向いてろ!って言っただろ!!このボケナスが~」と叫んでいるのを聴きます。


その日を境にアダムはアブノーマル過ぎるメイにすっかり恐れをなして露骨に避けるようになってくる。コインランドリーで鉢会わせても「機械が故障しとるわ~」と逃げ帰ったり、留守電もシカトしたり、電話に出ても「いつ会えるかはわからない…」と約束はしてもらえない。
そんなメイの傷心の心を癒してくれるのは同僚の夏木マリ風濃いィィ顔のポリーとポリーからもらったデブ猫ルービーだけであった。
仏頂面のメイにキスをしたり、服を脱がして胸をまさぐったりして「近々やるガールズナイトに行きましょうよ♪」とイケナイ誘いをかけてくる。

ある日、メイは病院近くの公園で遊んでいる目が不自由な子供たちの団体を見る。そしてその中でもやっぱりボッチの少女に目がいく。メイはその施設でボランティアに参加する。施設の園長先生がクレオパトラみたいなポリー以上に濃いィィ顔だったりする。メイはその施設でのお手伝いをしてその子供たちの中でボッチで何かこさえている少女のビューティーと親しくなり作った灰皿をもらう。

メイはアダムの家へと押しかけ直接会おうとするが、玄関前で友達や新しい彼女?らしき女子と談笑する声が聴こえる。
「そう言えば例の彼女とはどうなったんだよ~教えろよ」
「も~うその話は止めてくれよキモいんだから♪」
「あんれ~でもその彼女ベッピンさんなんでしょ?」
「もう終わったことなんだよ!オワコンなんだわヮヮ~」
とメイとの絶縁宣言とも取れるような発言に悲しくなったメイはいたたまれずに、その場から逃げ出してしまう。
再び傷心の心をポリーに癒してもらおうと思ったのか?ポリーの家を訪ねると………
「あ~らメイいらっさ~い。でもね今、別のレズ友と絡む予定だから明日にしてくんね~」と舌をチロチロさせているX-<
奥から「ポリーっ早くww何やっとんねん?」と呼ぶ声が聴こえる。奥を伺うと…森高千里ばりの脚線美の脚が覗かせている。その脚に見とれるメイはまたもやパーツフェチの習慣で「あんれまあキレイな脚やね~」と脚フェチみたいになる。
怒り顔の仁王さまみたいになっているメイに「あらメイもしかして?妬いてんの?だったらキャツを追い出して貴女から優先でいいのよん心」とそそのかすポリーに「アテシが一番でね~んだ?!」と悲しくなり走り出し家へ帰ってしまう。

メイは人形館のような自分の部屋の人形をバラバラに切り刻み泣きじゃくる(*ToT)
ルービーがいたので「ルービーおいで~もう最近悲しいことばっかしやわ~こっちゃさ来い~」と呼びかけるが気まぐれネコチャンはあっちの方へいってしまう。逆上したメイはビューティーからもらった灰皿を投げつけてモロに直撃してルービーは死んでしまう!!
血まみれのルービーを足元に置いて再度アダムへと電話をかけるメイ・・・
しかしアダムからの返事は冷たいものであった。その間スージーのケースのガラスがヒビが入っていてピシピシと鈍い音を立てる。メイは頭を抱え込んで「ウルサイ!!黙れ~」と絶叫してしまう。もはや発狂寸前の状態です。


翌日、子供たちの施設にスージーを見せに持って来たメイは子供らを集めてヒビ入ったケースをドラえもんの秘密道具の紹介のようにババ~ンと披露する。子供らは視力がきかない目くら状態なので手探りでケースをまさぐるが「何これ?箱か何かでっか?よくわかんないよ~」と口々に言う。
「この娘はねワタスの唯一の親友なの?!心の友なのよ~」と得意気に語る。
「子供らは好奇心旺盛なお年頃、なので…「ケースの中のメイの友達を見せてくりくり~」と次々とメイのところに殺到してひっちゃかにされてしまう。他の職員らが心配そうに見守るが…子供らともみ合ってメイは大事な大事なスージーのケースを落っことしてしまう!!!!
 ガシャーンという音とともに床一面にガラスが散乱し、目が見えない子供らはつんのめってガラスを踏んだり手をついたりしてたちまち大パニックの血まみれ悲惨な状況になってしまう!!
メイは落っこちたスージーを拾い上げ泣きじゃくり子供を助けないで血だらけの手で目をコスコスしてしまう。子供らに引っ張られてスージーはバラバラの血まみれなホラー人形と化してしまうΣ(ノд<)


エレベーターで血まみれファッションでバラバラのスージーを抱え持ったホラーな姿に、いつもイチャツイているバカポーがギョッとしてドン引きする。



もう壊れてしまったスージーを床に広げてがっくりとうなだれるメイは壊れたスージーとともに自分の心まで壊れてしまうのであった!!
目が異常に痒いのか??せっかく治った斜視が再発してしまったのか?目をかきむしり血眼な真っ赤っかなホラー顔になるメイ。
と同時に画面が真っ赤にフェイドアウトしていく………





バラバラになったスージーを顔の上にのっけて突っ伏していたメイ。どれくらいの時が経ったのだろうか?
「メイ?どないしたん?2日も無断欠勤するなんて~先生がカンカンよ。とにかく早く病院に来てチョンマゲ」とポリーから留守電が吹き込まれていた。

メイはようやく立ち直ったのか?部屋から出て、通りのベンチに腰かけて、道行く人を眺めていた。

「身体の一部は美しいが…全体は醜い………」と嘆くような独り言を呟いている。
そんなメイに馴れ馴れしくパンクな青年が「やぁ~何そんな辛気くさい顔しとんねん?一緒にグミでも食わへん?」と気さくに声をかけてくる。
「何が?目的だぞえ?ほっといてくれ」と恐い顔で冷たくあしらうメイにパンク青年は「おいら~君とただ友達になりたかっただけなんだヮヮ~」と悲しい顔をする。

そんな彼をメイは自宅に招き入れる。
嬉しそうにはしゃぐパンク兄ちゃんは「ファァック~この部屋暑いな~服脱いでもええか?」と上半身裸になる。
その彼の腕のタトゥーをマジマジと眺め「あなたの腕・・・とってもキレイね~そのタトゥー素敵よ」とまたしてもパーツに惚れるメイにパンク兄ちゃんは「暑いな~冷蔵庫を開けてもええか?」とメイに訊ねるが「ダメよ~ダメダメちょっち待ってよ」とメイは静止するが……「あっつ~い。ちょっち氷をいただいてもええか?ええやろ?」と勝手に冷蔵庫を開けてしまう。
冷蔵庫にはサランラップで梱包されたルービーの死骸が入っていた。
「おまい?!何考えてんだよ?キショイわほんまに~」と逃げ帰ろうとするパンク兄ちゃんに悲しくなったメイはとうとうブチキレて裁縫用の裁ち鋏をパンク青年のデコに突き立てる(°Д°)



結果的に巻き添えを食ってしまったパンク青年はおそらく死体をバラされる。

一線を越えて覚醒したメイは、ポリーの服を作ってあげると言って採寸を取り、ポリーのレズとものアンブローシアの脚線美にも見とれつつ…病院からごっそり手術器具のメスとかを失敬してホームセンターでスーツケースを買い、支度は万端に整える。
今宵はハロウィンの夜。

メイは顔を極端にドギツく白塗りに化粧しヴァンパイアか「アダムスファミリー」の一員みたいな鈴木その子みたいな白塗り厚化粧でどことなくスージーにも似ています。自前のワンピに着替え颯爽と出陣します。彼女は最早モンハンの狩りに行くモードです♪♪

「ト・モ・ダ・チが出来ないのなら…自ら造ればええ」



ポリーの家を訪れたメイは、ポリーのボディーをまさぐり、その気にさせます。しかしやにわにメスを取り出し以前から目をつけていたお気に入りパーツのポリーの首にメスをあてがいます。ポリーは「冗談やろ~」と言いますが…


ポリーの喉元をサクッと切り裂くメイの仕事人な鮮やかな殺しに悲鳴を上げることも出来ずに息絶えるポリー。
そこに牛乳をパックごとラッパ飲みしながら「ポリーどこ行ったん?」と野卑な下品なビッチな感じで現れるアンブローシアにオネーサンの脚キレイやね~ちょっちクルッとターンしてみてくりとメイは彼女を指示する。「変な娘」と小バカにするアンブローシアを両手に持った二刀流メスをアンブローシアのこめかみに突き刺す!!


鮮やかな手口で2人を瞬殺したメイの次の目的はアダムのお手て。真っ直ぐアダムの家へと向かいます。玄関をノックして、アダムは出てきますが「何しに来た?」と冷たい対応。傍らには猫耳カチューシャを着けた新しい彼女がいる。そんなアダムに動揺することなくメイは「手が要るの」とボソッと言う。そしてお構いなしに勝手に家に上がり込む。
メイはアダムに「ワタシを触って」と頼むが、アダムは「おまい帰れメイ」冷たく言い放つ。そして新しい彼女はこれ見よがしにメイの前でアダムといちゃつく。
メイは手を伸ばしたアダムの腕をひん掴み女をメスで瞬殺し、動揺しているアダムもぶっ殺します。そしてアダムに惚れるきっかけになったお目当てのアダムの白い手を「ポケモンゲットだぜ~」と切断しお持ち帰りします。

お家で再び服を着替えて、得意の裁縫で服を作ります。そして彼女が好きだった人たちの各々のパーツ(アダムの腕やアンブローシアの脚など)を合体させ縫合し理想の自分だけの「ト・モ・ダ・チ」を製作します。ドタマはマスクを着けたルビーでお目めはスージーと凝りに凝った友達は完成します。



これが理想の友達?!?!


「何て言うか~本中華ァ、言葉では言い表せない…心で感じれればいいのよね♪」
「でも何か?が足りない………そうアンタ目が見えないのね」
メイのヤンデレ迷走は続き、自分のお目めにハサミを突き立てます!!


エンディングを最初のオープニングに持ってくる「メメント」のような手法で行くのです。


メイは自分の目を抉り出し、理想の友達の顔に添えます。
「ワタスを見て」と絶叫するメイを優しく撫でるト・モ・ダ・チの腕…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

結局報われることのなかったメイの青春残酷物語であったのか?身体をバラして理想の友達を作ると言うグロい発想は女子版「ブラッドピーセス」のようでもありますが、そこまでグロくはありません。人体を直接バラすシーンがないからかもしれませんが…内容だけだったら三池崇史の「オーディション」や前述した「ブラッドピーセス・悪魔のチェーンソー」にもひけをとらないホラーな作品なのですが同時期にやった「アメリ」のように青春妄想物語のようでもあります。でも根底は報われない愛にもがき苦しむ猟奇的なホラー青春劇なのかな?とも思われます。最後に生命が宿ったかのように思わせるつぎはぎのフランケンみたいな人形?は歪で素敵です。あとメイ役のアンジェラ・ベティスさん撮影当時は29歳のお歳だったそうてすが何か幼く見えて不思議ちゃん少女に見えないこともない無垢な感じもして素敵なんですよ♪♪

これから夏本番の暑い季節がやって来ますが皆様も体調を崩さないよう食って飲んで頑張って張り切って行きましょう(*^^*)